花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

和菓子本舗「花神屋」

2018年12月10日 | 研究
「和生菓子の甘さは干し柿をもって最上とする」という言葉があります。
干すことによって甘さやコクが凝縮され、とても美味しい干し柿。
昔も今も、干し柿が和菓子の甘さの基準とされています。
さてこれは花の女神の名をもつチームフローラの販売部門、
SHOP FLORA PHOTONICS の和菓子本舗「花神屋」が
この秋、名農祭で試作した和菓子。
お餅に干し柿の粉をまぶしています。
柿色をしていてとてもきれいだとは思いませんか。
南部町の特産のひとつに妙丹柿があります。
渋柿なので利用法はもっぱら干し柿ですが
農家の高齢化もあり次第に作る人も減っています。
そこでチームが考案したのは柿をスライスして乾燥させ
それをパウダーにするアイデア。
ほのかな柿の香りが特徴です。
しかし思ったより甘みが強くありません。
和三盆のような優しい甘さがいいという人もいますが
本来ならば果糖が多いのでもっと甘さが強いはずです。
現在、乾燥方法を工夫して再度挑戦しているところです。
南部町の秋の風物詩はもちろん
南部地方の伝統的食文化である妙丹柿。
FLORA FINAL は食べることで
保存、伝承しようと最後の取り組みをしています。
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開かずの扉

2018年12月10日 | 環境システム科
暖冬といわれている青森県にもとうとう雪が降りました。
八甲田では積雪がもう1mを越えたそうですが
名久井農業高校のある南部町ではまだ数十cm。
しかし一夜にして積もり、気温も低いままなので
なかなかとけそうにありません。
今年はホワイトクリスマスになるかもしれません。
さてこちらはチームがかつて本拠地にしていた馴化温室。
朝行ってみたところ、透明のガラスが曇って中が見えません。
これは湯気で曇っているのではなく、ガラスが凍っているのです。
おそらく温室の扉も凍ってまもなく開かなくなるでしょう。
フローラの皆さん、温室の中に忘れ物はないですか?
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