花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

水商売は大繁盛

2020年08月07日 | 研究
こちらの実験装置はJr.のもの。
水槽を使った実験を先日から開始しました。
かつてTEAM FLORA PHOTONICS は
ハスの栽培やジュンサイ栽培のための水中植物工場など
ユニークな水がらみの研究をした時があります。
水耕栽培を学ぶ環境システム科なので当たり前かもしれませんが
このようにほとんどの研究が水を扱うのは珍しいことで
自ら「TEAM AQUA PHOTONICS」と名乗っていました。
さらに2018年、ストックホルム青少年水大賞に出場したファイナルフローラも
水質浄化のため40個もの水槽を並べて実験しました。
あまりにもたくさんの水槽を持っているため、ここ数年かけて
文化祭である名農祭で商売道具の水槽を叩き売りして、かなり減らしました。
さらに研究のために水槽を貸してほしという他の研究班には
無料であげていました。そんなこともありだいぶ減ってきたのに
今年のハンターズも水槽を使った実験を行っています。
小型水槽ながらその数30個以上。また水槽だらけになりました。
先輩の余った資材を有効活用することが裏の目標であるJr研究。
そんなことからこのように男子も女子もJr.は水槽を使っているのです。
アルミホイルで覆われた水槽はまるで人工衛星。
特に環境システム科の1年生らしく機械を操作したいという女子Jr.
ワクワク楽しそうに研究をしています。今日はそんな彼女たちの調査日。
こちらの水商売はコロナに負けず、大盛況です。
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どこの誰だか知らないけれど

2020年08月07日 | 研究
今日は名農の年に一度の体験入学。
地域の中学生たちが100人ほど集まってきました。
たった100名?おそらく他校から見たら
とんでもなく少ない人数かもしれませんが、名農の募集生徒数は70名。
園芸科学科がなくなったこともあり、そもそも定員が少ないのです。
農業クラブの役員が行事を中心に学校紹介した後は
いよいよトレジャーハンターズの出番です。
この日の午後にオンラインで開催されるストックホルム青少年水大賞の
英語発表を披露しました。もちろん日本語での簡単な説明文も配布しているので
初めて聞く中学生や保護者も理解してくれたと思います。
みなさんどんな感想を持たれたのか、あとで参加者アンケートを拝見したいと思います。
この英語の発表を聞いて驚いたのはもちろん中学生たちですが
それ以上に準備に当たっている名農生や先生方も興味津々だったと思います。
なぜなら環境班が国際大会に出るという話は風の噂さで知っていると思いますが
いったい彼らが何の研究をしているのか誰も知りません。
それ以上に誰が環境班なのかすら、ほとんどの人は知らないはずです。
なぜなら結成してから1年半、校内で一度も発表したことがないのです。
派手派手、先生方を巻き込んでいつも大立ち回りを演じてきたフローラとは正反対。
フローラの血を引くとはいえ、まったく芸風が違うのです。
そんな地味な役を演じてきた彼らに突然スポットライトが当たったのですから
ハンターズのメンバーはどう振る舞えば良いのか戸惑うばかりです。
しかし学校にとって大事な体験入学の舞台を
国際大会のためのウォーミングアップと捉えてこなすハンターズは意外としたたか。
5分の発表を終えると拍手の中、また風のように立ち去りました。
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