花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

目指すはエンタの神様

2020年08月11日 | 学校
ご覧ください。サンパチェンス が満開です。
この満開状態が6月頃から10月下旬まで続くのですから
一度でも育てた方は、優れた花壇用の花だと実感されていると思います。
しかしこの映像はちょっと変です。写真全体、マゼンタ色が強いのです。
ところが映像加工など一切していません。
これは夕焼けで空一面ピンク色に染まった時の地上の様子。
天井全体がピンクの照明なので、花も木々も家も人も見るものすべてが
マゼンタ色のフィルターをかけたような世界となってしまったのです。
特にピンクのサンパチェンスはご覧のような色合いとなりました。
もちろんブルーモーメント同様、太陽が地平線深く沈んでいくにしたがって
この現象はなくなるので、わずか10数分だけのショウタイム。
偶然みることができてラッキーです。
さてお盆休みも近づき、出校する生徒も職員もまばら。
そんな寂しい学校ですが、ハンターズはお盆返上。
毎日出校しては黙々と練習に励んでいます。
この状態は一見、頑張っているように思えますが、
しかし世界に研究をアピールするハンターズにとってこれはNG。
それでなくても日頃から会話の少ない彼ら。
「黙々」ではいけないのです。黙々の反対語は「丁々発止」。
刀をぶつけ合うように言葉を発し合い、真剣勝負しなければなりません。
ブルーだってピンクだって、そして大会だって15分のショウタイム。
ハンターズ一世一代の最高のエンターティメントを披露したいと思います。
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ピンクモーメント

2020年08月11日 | 学校
先日の夕方、あたりがやけに赤いなと思って外に出てみると
空がご覧の通り、ピンク色をしています。
晴れていればきれいな夕焼けになるのだと思いますが
薄曇りだったので、赤い光が反射しあったりして
日が沈む西側だけではなく全体に周り、
このようにピンク色の空になったのだと思います。
これを見て思い出したことがあります。数年前、チームフローラフォトニクスは
日が沈んでから漆黒の闇に包まれ夜になるわずかな時間と
次第に明るくなってくる日の出前のこれまたわずかな時間に
空がきれいな青色になるブルーモーメント現象を研究していたことがあります。
なんとこの研究は国立極地研究所の研究提案に採用していただいたこともあり
メンバーも南極昭和基地で起きるブルーモーメント現象の映像を頂き
みんなワクワクしながら分析した記憶があります。
何しろチームに届けられるのは、冬から秋までのタイムラプス映像。
空にオーロラが現れたり、ブリザードになったりと、まるで南極にいる気分。
またチームは、青森では1時間もないブルーモーメント現象が
南極では3時間も続いていること、その理由を太陽高度から説明できること、
そしてきれいな青色が誕生する様子をコンピュータのRGB画像で示し
極地研究所で行われた報告会で大きな拍手をいただいたものです。
当時取り組んでいたのはチームアクアフォトニクスと名乗った2年間。
植物とはまったく関係ない研究と水中植物工場の2つを同時に研究していたのです。
空がピンクになる現象に名前があるかどうか知りませんが
まさにピンクモーメント。ピンクもブルーもどちらもきれいです。
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