花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

趣味の園芸

2020年08月28日 | 環境システム科
この日は2学期明けで初めての実習。
あいにくこの日の気温はぐんぐんあがり昼過ぎには30度近くなるとのこと。
農業高校の学習は自然を相手にしているので
少々の雨や寒さ、そして暑さから逃げるわけにはいきません。
そこで気温が上がってくる前に作業をすることになりました。
これは右からジョウロ、移植ベラ、またジョウロ、
小さな袋に入っている種子、そして堆肥。
プランター栽培なので耕すものはありません。
ところが、用具を並べてみるとどっぷりと農業をするという雰囲気がなく
まるでテレビでお洒落なタレントさんが楽しみながら
野菜を育てる番組のセットのようです。
プロの農家とどこが違うのでしょう。
クワなどの農具やトラクタなど農業機械が見えなからでしょうか。
よく趣味の園芸は楽しいけれど、プロの園芸はたいへんといいます。
それは少々収量が少なくても栽培するという作業そのものを楽しむ趣味と
家族の生計を立てるための収入を得るプロフェッショナルとの違いです。
趣味なら採算が合わなくても楽しむためのお洒落な用具や小型の機械を買いますが
コストと戦うプロではそうはいきません。
おそらく、そんなプロの決死の覚悟がこの用具には感じられないのだと思います。
栽培するのはどちらかといえば工業系の学習もする環境システム科。
したがって将来、農業経営者になる人は残念ながら少数しかいません。
プロにならない彼らに対して必要なのは、将来いつかやるだろう家庭菜園を
楽しめる簡単な知識と技術。そして楽しい経験。
確かに趣味の園芸です。
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ど根性女子

2020年08月28日 | 研究
放課後の土肥室に集まっているのはハンターズ。
先日見事、ストックホルム青少年水大賞で世界一に輝いた強者たちです。
グランプリを受賞したことからやれ取材だ、やれ写真提供してくれなど
にわかに周囲が慌ただしくなってきました。
彼らはまさにそんな周囲のリクエストに応えようと放課後集まっているのです。
その隣で活動しているのは環境システム科のJr.たち。元気な女子たちです。
環境システム科ができた頃は、どうしても工業系のイメージが強く男子ばかりの学科でした。
しかし本校のメインともいえる園芸科学科が募集停止になったことから
今まで園芸科学科の分野だった施設での草花栽培などが
環境システム科に移行されることになりました。
そんなこともあって今年の1年生は女子がグンと増え、
なんだか賑やかになってきました。
さてそんな彼女たちにとって、世界チャンプのハンターズは
まさに憧れの存在。そんな先輩たちがアドバイスに乗ってくれるのですから
こんな嬉しいことはありません。同じ実験室で一生懸命研究を続けています。
他の研究班から誘われたある大学が主催するオンラインの発表会。
どうするか尋ねてみると「参加したい!」と即答。
フローラ同様、やはり女子は意欲もど根性もあるようです。
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