花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

メヒシバが生える家

2020年08月24日 | 研究
ストックホルム青少年水大賞の発表も終わり
夏休みの間、スタジオと化していた寮の食堂の荷物を
きれいに実験室や温室へと片付けようとしたハンターズ。
久しぶりに荷物を運び入れるため温室に足を踏み入れようとしてびっくり。
なんと入り口あたりのブロック舗装の隙間から草が生えているではありませんか。
よく荒廃した土地や家を「ぺんぺん草が生える」と表現しますが
まさにその通り。今年は活動のほとんどが土肥実験室。
ハンターズは、すっかりインドア派になってしまいました。
そんなことから、誰もやってこない温室は
草が生えるほど寂れてしまったようです。
ところでこの雑草はぺんぺん草ではなく「メヒシバ」。
日本全国で見ることができるイネ科の畑地雑草です。
これに似た雑草にオヒシバがあります。
西日本の皆さんにはオヒシバはポピュラーな雑草かもしれませんが、
私たちの住む北国ではその姿を見ることはありません。
昔、農業クラブの全国大会で西日本に行った際、
これがオヒシバかとみんな集まって観察したものです。
さて明日はストックホルム青少年水大賞のバーチャル表彰式。
ヴィクトリア皇太子様が結果を発表してくださいます。
日本時間夜9時からですが、インターネットで誰でも見ることができます。
ハンターズも特別にお許しをもらって校長室にパブリックビューイングを設置。
お世話になった皆さんとともに学校で拝見する予定です。
果たしてどんな結果になるか乞うご期待!
みなさんもぜひご覧ください。
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みんなの夢

2020年08月24日 | 研究
夏休みの間、発表練習に明け暮れた環境研究班Treasure Hunters。
園芸科学科時代に1回、環境システム科時代に1回
ストックホルム青少年水大賞に出場したTEAM FLORA PHOTONICS の
後継者として昨年4月に結成されました。
フローラの解散と同時に誕生したので、先輩の活躍は知っていますが
直接研究に取り組む様子を見たり、アドバイスを受けたことはありません。
しかしそんな彼らのお手本になってくれたのがBubble Boys。
施設園芸班でありながら、フローラの門下生となり放課後に研究活動を行い
泡農薬研究でストックホルム青少年水大賞の国内選考会に残った強者です。
したがってハンターズが昨年開催された国内選考会に出場した際は
バブルボーイズが発表のノウハウはもちろん、フローラから学んだ
「やるならとことん」という精神を彼らに注入してしてくれました。
その甲斐あって、彼らは3回目のストックホルム青少年水大賞出場を果たしました。
これには親役、兄役のバブルボーイズも大喜びしてくれました。
ハンターズがフローラの精神を引き継いでいるのは
結成時に彼らが製作したTシャツを見ればわかります。
胸のトレジャーハンターズのロゴとともに
ちゃんとTEAM FLORA PHOTONICSのロゴも入っているのです。
したがってTEAM FLORA PHOTONICS Treasure Huntersが正式名称なのです。
フローラの血統を引き継ぎ、バブルボーイズに指導されるという
正統派の環境チームは無口ながら、最後までやり遂げる職人集団。
日本伝統の三和土技術を応用して途上国の集水技術を開発しました。
その結果が明日の夜、発表されます。今度こそはグランプリを。
卒業されたたくさんのフローラやバブルボーイズのOBOGもワクワク。
みんなインターネットでバーチャル表彰式を楽しむとのメールが飛び交っています。
ハンターズの夢はフローラ、バブルボーイズの夢でもあるのです。
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