花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ノッポさん

2023年11月13日 | 学校
1週間ほど前の名農。紅葉を楽しめるキャンパスになっています。
グラウンドの周囲を飾るのはドウダンツツジでしょうか。
まるでかわいい赤いマッチ棒のようです。
そして3階の高さまである高木も赤く染まりました。
こちらはメタセコイヤ。もしかしたら名農で一番高い木かもしれません。
紅葉がきれいなことから、日本各地に
メタセコイヤ並木の紅葉の名所があるようです。
メタセコイヤは1941年に化石植物に指定されそうになりました。
なぜなら化石でしか見つからない植物だったからです。
ところがその後すぐ、中国でなんと生きたメタセコイヤが発見されます。
そこで「生きた花石」と呼ばれるようになりました。
ちょうどそこ頃に名久井農業高校が誕生しています。
名農にノッポな木が植えられたのは、移転した昭和46年あたりだと思われます。
大先輩方が学校を作る際、なぜこの木を選んだのか理由はわかりませんが
今ではシンボルツリーのような存在感を漂わせています。
しかし成長は早いのですが、もろくて建築資材には向かないそうです。
そういえば数年前に台風が来た時、大きな枝が折れていました。
来年は名農80周年。高いところから周年行事を見守ってくれるはずです。
ところで遠目では広葉樹に見えますが、実は針葉樹。
紅葉する針葉樹。せっかくなのでぜひ近くで見てください。
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アンビリバボー

2023年11月13日 | 研究
馴化温室でまだ一人ナガイモ を栽培している男子。
まもなく枯れるので、その時は収穫だと話していました。
しかし先日、温室を覗いてみるとびっくりしました。
ここには3つの区が並んでいるのですが、左と中央の葉は枯れています。
セオリーからいくと収穫して良い合図です。
ところが右側のナガイモがまったく枯れません。信じられません。
実は3区とも栽培している土が違うのです。
この右側の緑の葉をつけている区の土はなんだかわかりますか。
なんとアフリカの南西部にあるナミビアの砂。
いわゆるナミブ砂漠の赤い砂です。
今、世界では砂の争奪戦が始まっています。
しかし大量にある砂漠の砂は、あまりにも粒子が小さいので
建築材料にならず、栄養分がないので農業でも使えません。
それを逆手にとってナガイモの栽培に用いてみたのです。
うまくいくのか、失敗するのかまったく想像すらできません。
なぜこの区だけ枯れずに緑の葉をつけているのでしょう。
掘ってみなければわかりません。果たして収穫はいつになるのでしょう。
さて2泊3日の関西遠征から昨日の夜帰ってきたFLORA。
休むまもなく今日から授業。こちらもアンビリーバボーです。
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