花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

お土産 其の1

2023年11月08日 | 学校
先日、机の上にお菓子があがっていました。
可愛らしい「くまモン」のキャラクターなので
農業クラブ全国大会のお土産であることがすぐにわかりました。
なぜなら今年の第74回全国大会は九州は熊本県で開催されたからです。
成績は出場したメンバー全員優秀賞を受賞。名農は小規模高ながら
高いレベルの農業教育を行っていることを実証しました。おめでとうございます。
さてリアルタイムにご存知の方は、かなり少なくなったと思いますが
かつて青森県で農業クラブの全国大会が開催されたことがあります。
平成8年の第47回大会で、その事務局を担当していました。
当時は全国からたくさんのクラブ員(生徒)がやってきていた頃なので
県をあげてのお祭りのように盛大に開催されていました。
当時、事務局はお土産を製作して販売する業務もありました。
地元の業者に依頼してオリジナルのお菓子も作りましたが
なんといっても記憶に残っているのはバンダナでした。
今でこそ全国大会にはキャラクターマスコットがつきものですが
初めて登場したのが青森大会。りんごのキャラクターで「りんりん」です。
各運営校で自作し、生徒が被って練り歩く画期的なアイデアでした。
バンダナはその「りんりん」の姿を、線画で地模様のように配したデザイン。
全国大会のお土産といえばお菓子とバッジとネクタイピンが定番だったので
このかわいいお土産にも皆さん驚かれたようです。
北の北海道から順に問題を解いていった農業鑑定の出場順番を、
くじ引きで変えるなど、今までの当たり前を大胆に見直した挑戦的だった青森大会。
あれから数十年。今の全国大会はどのように進化しているのでしょう。
コメント

落ちたリンゴ

2023年11月08日 | 学校
真っ黒い雲が低く広がり名農を覆っています。
これは昨日の夕方の空。朝から続いた雨と風をもたらした雨雲です。
まるで台風。全国各地で影響が出ているようです。
さて夕方、名農の玄関に大きなコンテナが2台並びました。
中には赤いリンゴ「ふじ」でいっぱい。
もう収穫したかと覗いてみると
大きな紙に赤いペンで何やら書かれています。
読んでみてびっくり。なんと今日の強風で落ちたリンゴでした。
青森県は主力品種のふじの収穫が始まった頃。
まだ確認していませんが、県内各地に被害が出ていないか心配です。
ある研究ではリンゴは落下すると硬度と酸度が低下してしまうといいます。
したがって、もし落下したリンゴがあったら早く食べなければなりません。
しかしちゃんと貯蔵すれば、加工用ではありますが
3月までは品質を維持できるという報告もあります。
とはいっても農家の皆さんは美味しいリンゴを生食してもらおうと
努力してきました。加工用に回されてしまうのは辛いものです。
もし落ちたリンゴがあったら積極的に買って欲しいと思います。
なお昔、台風で落下被害が出た時、落ちなかった数少ないリンゴを
「落ちないリンゴ」として1個1000円で販売したところ、
受験生に大受けしたことがあります。ただでは転ばない逞しさを感じます。
野菜農家と違って収穫は年1回だけの果樹農家。被害が少ないことを願います。
なお昨日の地元紙にアグリチャレンジの記事が掲載されています。
受賞された皆さん、おめでとうございます。
コメント