先日、机の上にお菓子があがっていました。
可愛らしい「くまモン」のキャラクターなので
農業クラブ全国大会のお土産であることがすぐにわかりました。
なぜなら今年の第74回全国大会は九州は熊本県で開催されたからです。
成績は出場したメンバー全員優秀賞を受賞。名農は小規模高ながら
高いレベルの農業教育を行っていることを実証しました。おめでとうございます。
さてリアルタイムにご存知の方は、かなり少なくなったと思いますが
かつて青森県で農業クラブの全国大会が開催されたことがあります。
平成8年の第47回大会で、その事務局を担当していました。
当時は全国からたくさんのクラブ員(生徒)がやってきていた頃なので
県をあげてのお祭りのように盛大に開催されていました。
当時、事務局はお土産を製作して販売する業務もありました。
地元の業者に依頼してオリジナルのお菓子も作りましたが
なんといっても記憶に残っているのはバンダナでした。
今でこそ全国大会にはキャラクターマスコットがつきものですが
初めて登場したのが青森大会。りんごのキャラクターで「りんりん」です。
各運営校で自作し、生徒が被って練り歩く画期的なアイデアでした。
バンダナはその「りんりん」の姿を、線画で地模様のように配したデザイン。
全国大会のお土産といえばお菓子とバッジとネクタイピンが定番だったので
このかわいいお土産にも皆さん驚かれたようです。
北の北海道から順に問題を解いていった農業鑑定の出場順番を、
くじ引きで変えるなど、今までの当たり前を大胆に見直した挑戦的だった青森大会。
あれから数十年。今の全国大会はどのように進化しているのでしょう。