花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

我慢の子にご褒美

2023年11月05日 | 研究
まもなく第1回目の関西遠征に出かけるFLORA HUNTERS。
派遣するメンバーは神戸に3名、京都に3名です。
でも今年のFLORAは7名のはず。ひとり足りません。
実はこの遠征時、運悪く部活動の試合と重なったメンバーがいるのです。
毎年FLORAのメンバーは、ほとんどが運動部や郷土芸能部などに入っています。
そのためこのように大会と重なることが時々あります。
今回も本人は神戸にも行きたいと悩みましたが、
FLORAは部活動を優先するようにアドバイスをしました。
なぜなら発表会なら、またチャンスがありますが
新人戦などの大会は、その時しか出場できないからです。
さてこれは練習をしている神戸組。本来なら右端の彼も神戸に行くはずでしたが、
そんな理由で、我慢の子になりタイムキーパーなどのサポートに回っています。
会場は違いますが、お互い悔いのない活動をしたいものです。
そんな彼に女神FLORAからご褒美が届きました。
なんとエントリーしていた大会から12月の最終審査会に来て欲しいとの依頼です。
場所は徳島県。FLORAは今年5月に徳島県で開催された学会に参加しているので
なんと2度目の徳島行きです。それも前回と違うメンバーが招待されました。
次の課題研究では、徳島でのポスター発表の準備が始まりそうです。
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アグリチャレンジの意味

2023年11月05日 | 学校
これも先日行われた名農祭での一コマです。
場所は第2体育館。忘れもしない白と緑の市松模様のバッグボード。
そうです。名久井農業高校主催の食と科学のコンクール「アグリチャレンジ」の表彰式です。
これは地元の小中学生対象に行っているコンクールで、毎年指定された食材を使った
オリジナルレシピを考えるフードチャレンジと
自由研究のサイエンスチャレンジの2部門で構成されています。
このコンクールを考案したのは、3年生になった時の初代TEAM FLORA PHOTONICS。
いろいろなコンクールに応募しては表彰される楽しさを知った彼らは
地域の子供たちにこの喜びを還元したいと、当時の校長先生の協力を得て実現させました。
地元の全小中学校への文書発送はもちろん、作品の受付、一次審査、さらに
副賞の調達や会場設営、司会進行などすべてを5名の3年生FLORAで行ったものです。
楽しさを知った小中学生の中には名農に進学した人もたくさんいます。
たくさんのチャレンジと失敗を残し、2018年に解散したTEAM FLORA PHOTONICSですが、
このイベントだけは農業クラブに引き継がれて今も行われています。
FLORA解散の数年前、名農はこの生徒が企画運営するという独特なイベントが評価され、
教育の甲子園ともいわれる時事通信社の「教育奨励賞」を受賞しています。
東京で行われた表彰式には、大人に混じって当時のFLORA代表が出席しています。
横看板には第14回という文字。もう14年も経ったんですね。
アグリチャレンジ。もちろん小中学生のチャレンジを意味していますが
実はFLORA、「名農のチャレンジ」という自分達を鼓舞する意味も込めて名付けています。
守りに入らず、新しいことや楽しいことをどんどんやろうというFLORAのメッセージです。
今年は地元紙2社が取材に駆けつけてくださいました。
受賞した皆さんおめでとうございます。
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