花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

光と植物の新たな研究

2012年11月25日 | 学校
光と植物の関係を探って4年目のTEAM FLORA PHOTONICS。
サクラソウでもマイクロバブルでもなく、これが本来の研究テーマなのです。
さてこの植物は2年生が栽培を始めた小型のダイコンです。
それも可食部がアントシアニンで赤くなる珍しい品種!
アントシアニンなどのポリフェノールは
過剰な光から身を守るために植物が合成する色素です。
紫外線や赤などの光を照射すると植物の葉色が赤黒くなるのはこのためです。
ではなぜ光に直接当たらない根に色素を作る必要があるのでしょうか。
調べてみると「よくわからない」というのが答えのようです。
そこで葉と同じように光との関係があるのかダイコンに光を照射して
できるポリフェノール量を比較してみようと実験を始めたのです。
まだ予備実験ですが、いよいよ本来の道に戻ってきました。
先週末、京都大学で開催されたテクノ愛に出場してきた3年生。
全国約270件以上の応募の中でベスト9に2つも選ばれました。
いずれもほとんどの研究を休止していながらも、
ほそぼそと3年生が研究してきた光と植物の関係を応用した新技術の提案です。
この後、テクノ愛に出場したチームの様子をご紹介します。
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藍の花

2012年11月25日 | 学校
春から育ててきた藍が花を咲かせました。
もう寒くなり枯れていく運命にありますが
最後にこんな白くてきれいな花を見せてくれました。
昨年から藍の研究を始めましたが
今年は農業クラブと水大賞の大会に出場するため
本来の研究を休止しています。
そのため観察者のいない今年の植物は
静かに花を咲かせては枯れていきました!
来年こそは染料植物の研究を復活させたいものです。
さて明日は2年生チームが環境省で
サクラソウ保護活動の発表をしてくる予定です。
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アケビのつる

2012年11月24日 | 学校
今年の春植えたアケビです。
実がつくようになったら実験しようと気長に育てています。
アケビは、つる細工で有名ですが
気がついてみたらこのように温室の支柱に
巻きついてしまいました。
今は小さな苗ですが、このままでは将来
温室がアケビに乗っ取られるかもしれません!
結実するようになるまで育つのに2~3年かかるので
もう2年は辛抱する必要があるようです。
さて京都大学で行われていた科学アイデア・技術コンテスト
「テクノ愛」に出場していたTEAMの3年生3名。
サクラソウでもマイクロバブルでもない
一人一研究している本来の自分の研究が認められ
最終審査にエントリーしていました。
大会も昨夜無事終了し、
たくさんのお土産をもって今朝青森に帰ります。
帰ったら大会のようすをご紹介します
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幻の伝統野菜「南部一本太ネギ」復活!

2012年11月24日 | 学校
昔からその地域で栽培されてきた作物を在来種といいます。
ここにもキュウリやダイズなどいろいろありますが、
この「南部一本太ねぎ」もそのひとつ。
とても太く、煮ると甘くなるので鍋にぴったりの良食味種です。
しかし葉が柔らかいなど市場に出すにはいくつかの面倒な
短所があり、それが理由なのか現在では
栽培している農家はいないといわれていました!
いわばこちらは「絶滅」したといわれていたのです。
ところが名農の野菜研究をしているグループは
とうとう家庭用にまだ栽培している農家を発見。
種子をもらって栽培にも挑戦し、幻の品種を復活させました。
いつまにか自給自足だった野菜が近代化により現金を得るためのものになると
現代の流通法に不都合だったり、栽培法が効率が悪いという理由から
各地で多くの在来種が消えていきました。
しかし中にはこのような素晴らしい特徴をもったものもあり
これが逆に観光や新商品になったりします。
名農の消えゆく幻の伝統作物を保護・復活させる取り組みは
町や地域から大きな期待をもって注目されています。
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3D文字

2012年11月23日 | 学校
これはツツジで作られた3D文字。
イチョウの葉のトッピングが文字をおしゃれにしています。
チームは今、秋の京都に来ています。
本日、京都大学で開催されるコンテストに出場するためです。
確かに京都は紅葉の真っ盛りですが
NAKUIという文字が、
ここが名農であることを教えています!
京都に引けを取らない隠れた紅葉の名所が名農にはあります。
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