花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

台風はどこに行く?

2016年08月28日 | 学校
台風10号の進路予想です。
今までと違い迷走していましたが
なんと本州を横断するかもしれないとの予報が出されています!
まだまだわからないというのが本当のようですが
気になるのはこの進路です。
いつもの台風であれば上陸しても仙台辺りで海上にぬけ
青森県にかかるのは台風の左側でした。
ご存知のとおり台風は進路の右側の方が風も強く危険です。
今回予想されている進路ではいつもとちがい
仙台辺りから上陸してきそうです。
すると青森県を襲うのは台風の右側。
リンゴの品種つがるの収穫が近づいている中、
もしこのような進路を辿ればこれはとても危険です。
もちろん南部町の洪水だって心配。
天気予報からしばらく目が離せません。
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ベースキャンプ

2016年08月28日 | 研究
チームフローラフォトニクスが本拠地としているガラス温室です。
結成当初はすでに閉科していた畜産科の豚舎で研究を始めました!
なぜなら光の波長が植物の生長に与える影響を探るため
LEDを照射する暗室が必要だったからです。
使いやすい学校の階段下も考えましたが、
湿度が高くなると迷惑をかけると思い豚舎にしました。
しかし何年も使っていない豚舎でしたが臭いが残っています。
さらに真っ暗な部屋にはゴキブリが住んでいました。
そんな臭いやゴキブリと戦いながら初代メンバーは
まだほとんど情報がなかった波長による生育の違いを見つけていきます。
その甲斐あって1年目なのに山形大、東京理科大、京大、明治大で
開催された学会や研究大会でことごとく入賞しました。
確か2010年頃に最先端技術としてLEDを使った植物研究の成果報告書が
とんでもない値段で売り出されました。
すると名農はチームのためになんと高価な本を図書室に購入してくれたのです。
その本を見てびっくり。
なんと大学の先生方と高校生のチームの研究レベルが同程度なのです。
それだけまだ誰も取り組んでいない新しい研究分野だったのです。
そんなユニークな初代メンバーの活躍が認められ
結成の翌年である2010年からこの温室を使わせて頂いています。
先日、ガラス温室の入り口にチーム名の入った赤い看板がつきました。
これは昨年、東京の未来科学館で行われたグーグル主催の科学研究発表会に
参加した際、いただいたものです。
1年間温室の隅で眠っていましたが、
せっかくなので飾ることにしました。
来校された際は、赤い看板を見つけてみてください。
一足早く研究のまとめにはいるチームの2学期が始まりました。
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今期2度目の防衛!!

2016年08月27日 | 学校
昨日、名久井農業高校のある南部町は大雨に見舞われました。
町の中央を流れる馬渕川はたびたび氾濫する川。
氾濫の度に防災工事がなされますが
自然の威力は毎回これを超してきます。
昨日はどんどん川の水位があがり
とうとう4m90cmの避難勧告水位まで超し
5mオーバーとなってしまいました。
おかげで全国版のニュースでも紹介され
名農もとうとう水没かと心配された方も多いと思います。
朝行ってみると、確かに町には少し水をかぶった田畑が
あるようですが、大きな被害は免れていました。
もちろん名農の第1農場も大丈夫です。
先日の台風に引き続き、今回の大雨。
2度の大雨をなんとか防衛した南部町。
次なる挑戦者がまた北上しています。
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秋の陣始まる!!

2016年08月27日 | 生物生産科
さて名農には生徒たちが立ち上げた模擬農業会社があります!
もちろん授業の中で取り組んでいるもので
生物生産科と園芸科学科では「農業経営シミュレーション」、
環境システム科ではより企業的な色合いが強まるので
「起業チャレンジ」という科目名がついています。
さてそんな農業会社ですが、どの学科も
だいたい11月いっぱいで営業終了となります。
ということは営業期間はあと3ヶ月しかありません。
農業会社は1年間の経営成績を争う科目。
そこでどの会社も秋野菜で最後の勝負に出ようとしています。
レタスはもちろん、ミニハクサイやミニキャベツなどの葉菜、
カブやダイコンなど根菜など北国の青森では今が最後のチャンス。
どんな野菜で勝負してくるのか各会社の動きに目が離せません。
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名農HPが新しくなりました

2016年08月27日 | 学校
本校のホームページがリニューアルされました!
それと同時に今年度の新しい学校パンフレットも完成しました。
すると新しく設けられたページがありました。
それがこの研究室紹介です。
まるで大学のパンフレットのようですが
農業教育はプロジェクト活動と呼ばれる研究活動が柱です。
そこで学んだことを就職や大学進学に活かす人も少なくありません。
名久井農業高校には3つの学科がありますが
それぞれ学科の学習を深める研究班が複数あります。
研究班を知ることは学科の学習内容を理解することにもなることから
このようなページを設けたようです。
チームフローラも掲載されていますが見つけられますか?
さて数えてみると研究班は全部で12もあります。
各班には1〜2名の指導する農業教員がつくので
研究を指導する理系教員が名農には十数名もいることになります。
このように農業高校における生徒数に対する生命環境分野の理系教員の数は、
普通高校のスーパーサイエンスハイスクールよりずっと多いのです。
あまり紹介されることはありませんが、
これこそ農業高校の大きな特徴であり、
研究活動で大きな成果をあげている理由のひとつなのです。
農業高校こそ「科学技術高校」。
誰かがそんなことを言っていました。
さてアグリチャレンジの作品がだんだん集まってきました。
募集要項が再度ほしい方、また学校説明会に来てほしい方など
どんどん本校にご連絡下さい。
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