花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

アイドリング

2024年10月26日 | 環境システム科
今も昔も名農祭が始まる頃は気温がぐんと下がるもの。
かつては名農祭の準備中によく初雪が空から降ってきたものです。
したがって自動車は、いきなり走り出すのではなく
一定時間アイドリングする暖機運転が欠かせませんでした。
さて名農祭明けには大会が待っているFLORA HUNTERS。
3年生は10月後半からいろいろな大会に出場しているので
既に暖まっている状態。いつでも発信可能ですが
こちらの2年生はそうはいきません。直近の発表は9月の上旬。
つまり1ヶ月半も発表していません。
3名の2年生は、3年生と組んで発表を担当しますが
初練習は当たり前ですがボロボロ。これは先輩に見せられません。
もう少しアイドリングが必要なようです。
計画では練習に使える課題研究は2〜3年生ともたった2回だけ。
さすがにこれでは3年生と連携した発表はできません。
そこで名農祭の代休最終日の午前中、
全員出校して練習をすることになりました。
2年生もそれまでに暖機運転を終え、
いつでもスタートできる状態にしておきたいもの。
来週火曜日は練習2回目。頑張りましょう。
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クロスファイヤー

2024年10月26日 | 環境システム科
お隣の進学校で研究を披露してきたFLORA HUNTERSの3年生。
始まる前は緊張気味でしたが、なんとか無事に終わることができました。
結果は上々。1年生の皆さんも興味深く聞いていただき、
「めっちゃ楽しい」という感想もいただきました。
これにはメンバーみんなも満足したようです。
元気な3年生。挨拶もよく名農生の株をあげたかもしれません。
しかし発表はこれで終わりではありません。
もっかFLORAは戦場の中。次なるバトルが近づいているのです。
まずは11月上旬に神戸で行われるSDGs系の全国大会。
驚くことに2テーマ応募して、2テーマとも決勝に残りました。
想定外の出来事で、急遽2年生も動員することになりました。
1テーマは3年生が発表質疑を全て担当。
もう1テーマは2年生が発表を担当し、3年生は質疑集中して対応します。
この夏、東京で開催されたボランティアアワードも大勢で参加しましたが、
ストックホルムに行く2名は練習のため、青森に居残りでした。
したがってALL STARで臨むのは、6月の青少年水大賞の表彰式以来です。
全員で挑むシチュエーションは、チームワークを感じ
FLORAの闘争心をかき立ててくれます。
大会まで残された時間はわずかですが、飛び交う砲弾の中で
各自の力を精一杯発揮してもらいたいものです。
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やったね、下剋上

2024年10月25日 | 環境システム科
これは1学期のある日の放課後。
たった3人しかいない2年生のFLORA HUNTERSが
これまたたった1人しかいないJr.に指導しながら一緒に研究をしています。
今の3年生から見ると7年ぶりに入ってきた2年生は可愛い存在。
そんな2年生とってはこの1年生も可愛い存在です。
よく見ると2年生の紅一点がピペットの使い方を教えています。
このようになんとしても可愛い彼の実験を成功させようと
みんな一生懸命サポートしているのです。
そんな彼らに朗報が届きました。ある環境系のコンクールに
3年生と2年生+Jr.でそれぞれ応募していましたが
なんとどちらも入賞したというお知らせです。
このところ何をやっても3年生に勝てない2年生。半分腐っていました。
今回だって3年生の方が上位だろうと思って結果を見てみると、
とうとうやりました。2年生とJr.が取り組んだこの研究の方が上位なのです。
これには大喜びです。11月上旬にはFLORAダービーの秋の集計が行われます。
もしかしたら順位にも影響かあるかもしれません。楽しみです。
これから後輩たちにもいいことがたくさんありますようにと祈るばかりです。
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仲良くゴールイン

2024年10月25日 | 環境システム科
FLORA HUNTERSの2年生。
2学期に再試験をしていた男子メンバーが先日やっと収穫を迎えました。
栽培したのはミニハクサイ。代表的な好硝酸性植物です。
それなのに彼が与えた肥料は尿素態窒素。
尿素態窒素はアンモニア態窒素にかわり、
さらに硝酸態窒素にかわってやっと作物に吸収されます。
したがって吸収されるまで時間がかかります。
彼はこれを利用して植物体の硝酸態窒素濃度を
低減させようとしているのです。もちろん生育は悪くなります。
それを助けるのがLED。強制的に光合成を盛んにさせ
成長を促そうと取り組みました。
収穫の結果、見た目は予想通り、LED照射区は大きくなりました。
あとは成分です。2年生はたった3名。
したがってみんなで協力しないと何もできません。
この日も硝酸態窒素濃度などを測定するために
紅一点が葉をすりつぶしています。
まもなく、みんな仲良く手を繋いでゴールインとなります。
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ジャンヌダルクによろしく

2024年10月24日 | 研究
TEAM FLORA PHOTONICSが解散したのは2018年。
なぜなら結成してちょうど10年。長く活動するとマンネリになると考えたからです。
そのため2018年は2年生の募集を停止しましたが、活動の最終年、
彼らはストックホルム青少年水大賞で特別賞を受賞し活動を有終の美で締め括りました。
ところが学校の依頼もありFLORAは2019年に再結成することになります。
やめるといって同情をかって、1年後に再結成。「やめるやめる詐欺」です。
しかし再結成はしましたが、募集は隔年。そのため2年時には先輩がいなく
3年生になると後輩がいないというひとりっ子状態。
FLORA特有のワイワイガヤガヤ楽しむスタイルは次第に影を潜めていきました。
ところが今年2024年に奇跡が起きます。
2代目であるFLORA HUNTERS AQUAが3年生になったこの春、
なんと7年ぶりに2年生を募集したのです。理由は気まぐれ。
しかしこれはFLORAにとって大きなニュースでした。
その結果、入ってきたのが昨年までFLORAのもとでJr.として
ミスト研究を行なってきた可愛い後輩3人組です。
ニックネームは三代目 J SOUL BROTHERSにあやかり
3代目とつけると思いきや、選んだのはFLORA The Ⅲed。ルパンを選びました。
面白いことにぐいぐい引っ張ってくれるのが紅一点の彼女。
まるでイギリスとの戦争で、フランスに勝利を導いたとジャンヌダルク。
男子メンバーを叱りながら、旗を振って研究を進めています。
もしかしたらたった史上最少のチームを鼓舞するために降りてきた
女神FLORAかもしれません。
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