実は団子と餅に目がない。
15年ほど前、山形に戻ってきましたが、戻って一番よかったことは「おいしい餅と団子が食えること」と言うくらい。
あちこちに出かけることも多いのですが、不思議と目に飛びこんでくるのが餅や団子の看板など。
この私がお勧めの一品、それが月山のふもとで細々と手づくりされている「かたくらの茶屋だんご」。
「茶屋 片倉」 ?:0237-74-2046 (山形県西川町)
以前は、ばあちゃんが頑固に味をまもっていたようですが、5月に寄った時に聞いたら、「もう8年ほど前に亡くなった」とか。
娘さん(と言っても、いまや立派な奥さん)いわく、「ばあちゃんは、自分が死んだら、この団子は続けられないと言っていた。それだけ一生懸命にやっていた。」「実際、あとを継いだら大変だ。お店の掃除も塵一つ落ちてないようにしたり、残った胡麻やあんこは絶対に次の日使わない、風味が落ちるから、など、手を抜かないで続けてる」と。
ばあちゃんも頑固だったようですが、あとを継いだ奥さんも、相当に頑固だなあと思った次第です。
でも、本物は頑固でなければ守れないと思いつつ2本も食っちゃいました。