只今、就活真っ盛りの次男。
毎日、会社説明会・グループ面接・筆記試験などと言いながら、スーツに身を包み出かけている。
すでに、何社も出かけているのだが、なかなか状況は厳しいようである。
会社説明会へ行き、ものすごく社風が気に入った会社があると、入りたい意欲もますますアップ。
そんなところの書類選考が通ると、面接に向けてやる気がマンマン。
そして、面接を受け、手ごたえを感じても、後日、「残念でした。」メールを受け取れば、意気消沈。
今は、これの繰り返しである。
自分にあった会社、自分が魅力を感じる会社を選び、エントリーしていく。
エントリーは自分だが、採用権は会社。
会社が欲しがる自分で、なければならないのである。
本当に次男を求めている会社は、きっとどこかにあるのだろうと信じているのですが、なかなかその会社に巡り合えないのが現実。
今夜も、待ちに待っていたメールが、悔しい残念でしたメール。
ガッカリ、ガックリです。
どう励ませばいいのか、分かりませんが、とにかく気持ちを切り替えて次に進むしかありません。
すっかり意気消沈のところの次男に電話がかかってきました。
相手は、非通知です。
「ハテ?」と思った次男。しばらくのちにまた掛ってきました。
そして、出たところ、次男の大学の出身者の方。
もちろん名前も顔も知りません。
しかし、資料請求をしていた会社にお勤めのようで、是非書類を出して欲しいとの誘いです。
見ず知らずの大学の後輩に対して、自社を受けるようにと勧めて頂いたのです。
そこで次男に言いました。「自分の会社をここまで勧められる先輩もスゴイが、そういう人が育つ会社もスゴイ。」
「これは、結果はともかく、まずエントリーをしてはどうか。」と勧めました。
次男も、関心を示し、只今エントリーシートを入力中。
その志望動機の一つに、その名前も知らない先輩のことを取り入れる予定とのこと。
父親としては、その会社に入れる入れないより、先ほど電話を頂いた先輩のような人物になって欲しいなと思いました。