今日は、釣りライバルF氏の次男の引っ越しを手伝ってきました。
この次男と言うのは、ミュージシャンを目指しています。
名前は、藤掛 将斗(ふじかけ まさと)。21歳の若者です。
普段は、地元でアルバイトをしながら、ミニライブを開催したり、先日のNHKのど自慢に出演したりと様々な音楽活動を行っていました。
また、大阪までボイストレーニングに出かけ、基礎的な勉強や歌作りも頑張っていました。
そして、いよいよ地元高島から大阪へ出て、もっと活動の場を広げようと今日旅立ったのです。
旅立ちの日は、穏やかな冬の晴れの日。
荷物を車に積み込み、いよいよ自宅を出発です。
将斗はこっそりと自宅で飼っている犬とも、静かに別れを告げていました。
車が出発しますと、住み慣れた家、今津からお別れです。
高島を出て、大津、京都、大阪へと向かいます。
今日は、名神高速、阪神高速も空いていて快調に走り、大阪市東淀川区のアパートに到着。
たくさんの荷物を部屋へと運びいれます。
電気製品も到着。家具も到着。
小さな部屋は、あっという間にいっぱいです。
ガス屋さんも開栓のため来られます。
ばたばたと、時が過ぎていきます。
そんな中、荷物の整理をしながら、気持ちを抑えている母がいます。
今日は、父親のF氏、母親、兄そして手伝いの私が一緒。
がやがやと言いながら、家族はさりげなく将斗を気にかけています。
これから、夢を追いかけ、働きながら頑張ろうとしている息子。
それを、心配する母親。
しかし、いつまでも頼りない子供では無く、しっかりとした大人に成長しているのです。
そこそこ荷物も片付いた夕方。
もう私たちは引き揚げです。
見送りに出てきた息子に、母は感極まり・・・。
旅立ちの別れですが、母にとってはもの悲しい別れでもあります。
いつまでも別れの涙を流しながら、子供のことを案じる母親の姿は何とも言えません。
こんな周りの人たちの助けや思いが、藤掛将斗を後押ししているということを、しっかりと肝に銘じ、夢に向かい頑張って欲しいものです。
これから、仕事も頑張り、歌も頑張り、人との関わりを大切にし、うまくチャンスを掴んで、大きく飛び出していく姿を心待ちにしています。
息子を思うあの母の姿が、大きな笑顔に変わる日が早く来ることを。