Forest Sync.(水と光の幻影)

何時も季節を感じていたい・・・
飛騨高山発信フライフィッシングのブログです。

ノウサギの耳の毛をむしり取る

2019-03-31 18:37:44 | Fly Tying

ヘアーズイヤー(Hare's Ear)とは、英単語の意味そのまま、ノウサギの耳のことです。

フライ釣り師にとってはお馴染みのフライマテリアルで、それを使ったフライパターンの名称にもなっています。



その毛が濡れた時の色や質感がカゲロウ類の幼虫に似ているのか、様々なシーンで効果的なマテリアルです。

久しぶりに、ヘアーズイヤー(ニンフ)を巻いてみました。

毛をむしり取って、ダビング(フライ巻き用の糸(スレッド)に撚りつけること)し、フックに巻きます。


バーブレスフックを使ったもの。


カーブシャンクのフックに、キールスタイルで巻いたもの。

ヘアーズイヤーは比較的安価なマテリアルなので、私がフライフィッシングを始めた中学生の頃から、お世話になっています。

つまり、私は、ノウサギの耳から毛をむしる行為を、ウン10年も続けているということになりますね。




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小綬鶏(コジュケイ)

2019-03-06 22:17:22 | Fly Tying

日本にコジュケイという移入種がいることは、知っていましたが、見たことはありませんでした。

それもそのはず、根雪の無い地域に生息しているとのことで、高山にはいない訳です。

岐阜市のながら川ふれあいの森付近で、見ることができました。

大きな声で鳴くんですね〜


この後、茂みの中に入ってしまいました。


これは、別の個体。すぐ近くにいるのを見つけたのですが、薮の中に紛れて、こんな写真しか撮れませんでした。コジュケイが写っているのがお分かりでしょうか?

wiki によれば、英名は Chinese Banboo Partridge とのこと。

パートリッジの類ですかぁ・・・

取っ捕まえて、フライマテリアルにしてやる〜。(もちろんそんなことはしません)



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Spring Little Black Stone

2018-05-01 21:07:31 | Fly Tying




春によく見かける小さめの黒いストーンフライを意識したパターンです。

春の渓で、ライズを見つけて、楽勝だと思って、フライを投げても、喰ってこない。

そんな時、このフライに替えると、一発で出たりします。

もっとも、このフライで無くても、近いサイズで黒いものだったら、結果を出すことができるかもしれませんが・・・

ストマックポンプを使って答え合わせをすると、やっぱり、小さなストーンフライだったり、同じサイズの黒いハチっぽい虫だったりしますね。


参考画像。2009年4月の記事より。

CDCのウイングにパートリッジを重ねるのは、レネ・ハロップのパターン、ヘンリーズフォークカディスを参考にしました。

細やかなイミテートにはこだわらず、大まかな虫らしさを意識して巻いています。こう書くのは、不器用さ、細部の作りの稚拙さの言い訳でもあります。

ボディを細く、ウイング材は少なめに、ハックルも疎らにして、ボリュームを抑えた方が、渓魚たちに余計な警戒心を抱かせないでしょう。(浮力や視認性が犠牲になることを承知の上で)



このフライを巻く時に使う、ハンガリアンパートリッジのコンプリートスキン。
これは、15年以上前に、瀬戸市のイナガキさんで衝動買いしたもの。
いつもは小袋入りのパックで済ますんですけど・・・
用途の多いマテリアルですが、このペースだと一生かけても使い切れません。



Hook: TMC531 #16,18
Thread: Black
Hackle: Cock neck Black(Natural)
Body: Dubbing(Black)
Underwing: CDC(Natural)
Overwing: Hungarian Partridge




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マダラカゲロウ フローティングニンフ

2018-04-15 17:57:29 | Fly Tying
梅雨に入る前の頃、近くの渓のイブニングで、中型のマダラカゲロウのハッチに遭遇することがあります。

そのハッチは、もちろん、ライズを誘発することもあります。

自分なりに調べ、それはミツトゲマダラカゲロウまたは、ヨシノマダラカゲロウではないかと考えています。

持ち合わせたダンパターンのドライフライでも釣れるのですが、もっと、有効なフライがあればと思っていました。



最近、創作意欲が全く湧かず、フライを巻いていませんでしたが、今週末は雨だったということもあり、久しぶりに巻いてみました。

前述の話を踏まえ、マダラカゲロウのフローティングニンフを意識したパラシュートっぽいパターンを巻いてみました。


ボディーのダビング材は、この3色をブレンドしてみました。


今年の初夏、ハッチに出逢えたなら、効果を確かめてみようと思います。



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春ヤマメ達を想って

2013-01-04 20:44:32 | Fly Tying
今年も、春になったら、奥飛騨の川に出かけようと思っています。

例年は暖かくなるまでの間だけ、行ってみるという感じなのですが、来春はじっくりと向かい合ってみるつもりです。

その為のフライを、今のうちから巻いておこうと思います。

水温の高いその川は、早春からたくさんの虫がハッチしますね。

ユスリカ、ガガンボ、シロハラコカゲロウ、フタバコカゲロウ、マエグロヒメフタオカゲロウ、オオマダラカゲロウ、カディスも色々・・・

今までの釣行を思い出してみて、フライを少し巻いておきました。

フタバコカゲロウを意識したCDCダンと、マエグロヒメフタオカゲロウを意識したダークカラーのダン、種を特定しないカディスフックサイズ#14。

基本は浮かべるフライだけど、イマージャーもニンフも用意しておきたい。

少しずつ、巻いていくつもりだけど、解禁までに、ゆっくりな私のペースでどれだけ巻けるかな?



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桃色クイル

2012-03-04 21:31:35 | Fly Tying

いしかわ動物園ではトキの研究と飼育が行われているようです。

生体を見学することはできませんが、関連するものが展示されていました。

中でも目を引いたのがこのトキの羽根です。

こんな色の羽根、他では見たこと無いです。

朱色っぽい薄いピンク色という感じでとても綺麗でした。

もし、これでフライを巻くのなら、どんなパターンがいいのかと考えてみたけど、特に思い浮かびませんでした。






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Peacock

2012-03-02 23:14:30 | Fly Tying
孔雀といえばフライフィッシャーにはおなじみの鳥ですが、そういえば、最近、生体をあまり見ていないような。

もちろん、普通の家のペットとしては、一般的ではないけど、子供の頃は、公園などで飼育されていて、時々、見る機会があったような気がします。

自分自身はほとんど覚えていないけれど、母から聞いたには、私が幼少の頃、家の近くの駄菓子工場の敷地にも、孔雀が飼ってあって、時々私を連れて見にいったそうです。

先日、訪れたいしかわ動物園には孔雀のつがいもいました。

生きている孔雀の羽毛は、マテリアルとして見るそれとはまた違った美しさがあるようです。

オスに比べて地味なメスの色合いもなかなか良かったです。

何か懐かしいと感じたのは、幼いころの微かな記憶のせいでしょうか?

オスが尾羽を広げないかと待ってみましたが、今日の彼はそんな気分では無かったようです・・・





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オオマダラカゲロウ

2011-01-27 22:52:21 | Fly Tying
オオマダラカゲロウ。

春に羽化する大型のカゲロウです。

川の上流から下流域まで生息しているようですが、私には、特に上流部で目立つ存在だという印象があります。

過去にこのカゲロウのハッチに遭遇した印象深い事例をいくつか・・・



4月中旬のアマゴの成魚放流で知られた南飛騨の清流で・・・(10年以上前のことです)

この年は雪が多く遅くまで寒かったのですが、急に春めいてきた日でした。(確か高山の春祭りの初日だったと記憶しています。)

お昼過ぎから釣り始めました。

或る淵に狙いをつけ岸に立ったまさにその時、目の前でライズが始まり1投目で合わせ損ね2投目でキャッチ。

その後も引き続き、同じ淵で多くのアマゴを釣ることができました。

フライに擦れてきて反応が悪くなったので、場所を移動したところ、そこでもライズがあり同じように順調にアマゴを手にすることができました。

多くは放流魚のようでしたが、年を越した9寸ものも釣れました。

コカゲロウの類やマエグロも見かけましたが、その日のハッチの主役はオオマダラでした。

その当時、コカゲロウもマエグロも知っていましたが、早い時期にこんな大型カゲロウが出現するとは知らず、持ち帰って調べましたよ。

そしてオオマダラカゲロウであることを確認しました。



4月上旬の奥美濃の支流で・・・(5年位前のこと)

季節の割には暖かい日でした。昼食を終えてから釣り始めました。

この日も、最初に入ったところでライズがあり、2匹のイワナをしっかりキャッチしました。

それから釣り上りましたが、その後もイワナの反応は良好でした。

夕方早めに帰宅しなければならない理由があり3時間ほどの釣りでしたが満足のいく結果でした。

その日はオオマダラのダンが水面を流れているのを確認できましたし、何匹かは釣りをしている私にぶつかってきました。

イワナ達の活性が高かった原因がオオマダラにあったことは、ストマックポンプで確認しましたよ。



梅雨明けの標高の高い渓流で・・・

いつまでも梅雨が明けない年でしたが、久しぶりに晴れるとの予報を信じて釣行しました。(帰ってからその日梅雨明けしたと知りました)

標高が高く伏流区間があったりして、夏でも水温は極めて低く雨の影響も少ない渓です。

釣り上っていると、オオマダラのダンを見つけました。季節外れですが水温が低い渓ではこういうこともあるのですね。

ライズめがけてオオマダラにサイズと色を合わせたフライを投げると一発で出ましたよ。バラしましたけど!

もっともこの日は、他のカゲロウもカディスもストーンフライも飛び交う、大量ハッチの日でした。



オオマダラを意識したフライを巻いてみました。

一つは、スタンダードなハックルパターンで羽化したばかりのダンをイメージしたもの。



もう一つは、パラシュートパターン。ボディにはヘアーズイヤーを使用し、フローティングニンフのように演出することを想定しています。



フックサイズはどちらも#12。

不器用で集中力に乏しい私は、基本的に単純で容易なものしか巻きません。

タイイング関連の書籍には美しいパターンが載っていて、そういうのもいろいろ挑戦したいとは思ってますけど・・・



フライは巻いたけど・・・?

オオマダラは数日の間に短期的に集中して羽化する傾向にあるようで、釣行日とハッチとタイミングが合うとは限りません。

もちろん年によってもバラつきがあるだろうし、天候にも左右されるだろうけど春は天候が不安定だから予想もしづらいのです。

事実、南飛騨と奥美濃の例では、翌年の同じ頃に釣行しても、空振りでした。

少ない経験から言えば、晴れて気温が上昇する日のお昼頃が可能性が高いようです。

ともあれ、ハッチに遭遇した時の為にフライボックスに忍ばせておきます。


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CDCダン

2011-01-05 22:23:20 | Fly Tying
年始休みの間に、久しぶりにフライを巻いてみましたよ。

今となっては、CDCダンはマッチ・ザ・ハッチの釣りの定番ですね。

ライズする渓魚達にハックルパターンが嫌われても、CDCダンで救われたということを幾度か経験して、私にとってははずせないパターンとなっています。

1匹掛けたら使い物にならないからイヤだというフライフィッシャーの声も時々聞きますけど・・・

ボディを半沈みにして流れる様子が、水面で羽化する状態や、離水に失敗した亜成虫を表現しているのでしょうね。

CDCが水面と絡まる様子も、他のマテリアルには無いCDCの優位性だと思います。

もっとも、しっかりとハックルを巻いたパターンを、高く浮かせて流すことも大好きですよ。



近年のCDCダンの活躍で印象深いのは、去年の春の蒲田川の釣行。

その時の記憶に基づき、フックサイズは#20と小さめの物を使いました。



フックサイズが小さいと、フライパターンの違いによる効果の差は出にくい場合も多いと感じますが、去年の春の実績を踏まえ、CDCダンに拘ってみます。

それに、小さいフライサイズの場合、CDCダンはフックアップの点で有利なのかもしれません。



蒲田のヤマメちゃん達!春になるまで待っててね!!


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MIDGE

2010-02-21 18:25:33 | Fly Tying

フライパターンはいろいろあるけれど、ミッジフライのパターンにもたくさんありますね。

これらは、過去に多くのフライフィッシャーが、難しいライズに悩まされて、生み出したものに違いありません。

雑誌の特集などで見ると、ユスリカの羽化の形態までよく観察してあるなー、と感心させられることもあります。

ピューパ、ラーバ、羽化する瞬間、シャックを引きずったもの等、ユスリカの状態に合わせた形状を再現できれば、ライズするスレた魚に対し効果は大きいでしょう。また、いろいろなパターンをローテーションすることもスレた魚への対策として有効でしょうから、多様なパターンを用意することは、こういった意味でも有意義ですね。

長良川のシラメを極めたような方々には到底及びませんが、私もミッジの釣り、もっというと、双翅目に限らないミッジサイズフライの釣りが好きです。

しかし、ミッジサイズの釣り・・・ フライの視認性については思うほど問題にはなりませんが(ミッジサイズでないと釣れない状況はフラットな流れのポイントであることが多いという理由で)、そのタイイングには、私の技術と集中力では、正直、苦労しています。

なかなか取れないライズの攻略のためいろいろなパターンを巻いた頃もあったけれども、結局は、こんなごくシンプルなパターンに落ち着きました。黒のスレッドとハックルだけ。



フライのサイズが合っていれば、フロータントやシンク剤の塗り方のコントロールで浮かせ方を変えた方が、フライを交換するより効率がよいと、最近は考えるようになりました。そして、一つのパターンでいろいろな演出をするにはシンプルなフライの方が使いやすいと感じています。フライの細部よりも、浮かせ方、流し方次第ではないかということです。また、フライにいろいろなパーツを付けるよりも細身に巻いた方が良いような気もします。

視認性のことも考えCDCを多用したこともありましたが、明らかにCDCが魚たちに嫌われていると判る場面にも遭遇しました。また、このサイズのフライの場合、魚たちはその色については、それほど厳密には見ていないように感じることが多くあります。一番汎用性が高いと思われるのが黒色ですが、オリーブ、Dk.ブラウン、ベージュなども今後は試してみようかと思っています。

このパターンのハックルは、ホワイティング社のブリーチドグリズリー・コックネック(#2)(販売時の正確なカラー名ではないかもしれないけど)を使っていましたが、多用するので、程よいサイズのハックルが少なくなってきました。

ユスリカ等のいわゆるミッジだけではなく小さな羽アリや極小のカゲロウに対応しています。写真のパターンやそれに近いパターンが活躍した釣行記事を自分のブログの中から選んでみました。


極小カゲロウ ミッジサイズのカゲロウにも有効。これのハッチの時はノーハックルでCDCのウィングを付けたパターンも使用します。

秋ヤマメ'99 羽アリのパターンとして効果がありました。

夏アマゴ'04 ユスリカの流下があったようです。

早起き 夏の朝の渋いライズもフライを小さいのに替えたらすぐに出ました。

イブニングの記憶 この年のイブニングはミッジに拘りました。

黒いユスリカ(February 3) マッチ・ザ・ハッチですかね。

寒さに震えていた(March 4) この日は小さいフライしか効きませんでした。

アマゴとアリマキ(April 18) 雑多な小さいものを食べていたようです。

レインボー&ブラウン(October 25) 管理釣り場です。この池にもたくさんのユスリカが棲んでいるようです。


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