poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

和弓場でコラボ

2007-09-22 19:43:40 | 野外教室
和弓の的に植物を挿す作品づくりを始めて5年くらいになるでしょうか?
毎年同じ季節だということもあり、それに私の目につくもの、好むものを採集するわけですから、花材が大きく変わることはありません。
それでも、その年によって一つひとつの植物の成長の具合が微妙に変化します。
そんな諸々の条件から、その年の作品が生まれるというわけです。

今年は、右上から下に向けて黒く染まった線がついている的を選びました。
大好きなルドベキアの花心は、この日の朝、腕いっぱいに抱えるほど採ってきたもの。。。
鮮やかな黄色の花も好きですが、花びらが散った後の花心はもっと好き!

この植物に初めて出会ったのは、14年も前のこと。
春の芽吹きが始まったばかりの5月初旬の野辺山で見つけました。
冬越えをして白く乾ききったものをたくさん持ち帰り、何年かは自宅のリビングに飾っていたのです。
秋のまだみずみずしいものを持ち帰ってドライにしても、厳しい自然の中で冬を越したもののような迫力は出ません。
でも、また久しぶりにルドベキアのある家にしたくて、持ち帰ることにしました。

右半分はこんなふう。。。
黒と茶色の線がはじめから描かれていたものです。
その両側にハネガヤを輪にしたものを並べてみました。
左上の緑はシロザ、黄色い花がたくさんついているのはオタカラコウ…蕗のような香りがします。
さらにその左にいっぱい刺さっている金茶色のものがルドベキアの花心です。
白い穂はサラシナショウマの花…甘く上品な独特の香りがして、この花を持っているとハチが寄ってきます。
明るい茶色はタケニグサの花…町中でも時々見かけることのある植物です。
日に焼けて白く?なったワラの色と、茶色の線の力を借りての作品になりました。



そして、これが2日め・午前中の全員による作品群…コラボレーションです。
左から2つめがBocco作品…“タイトルは?” と師匠に聞かれてとっさに答えたのが “天の川”。
“きふじ” さんの作品も同じタイトルだったそうです。
台風一過の初日、清里の夜空に描かれた天の川が、私たちの目に強く焼きついていたようです。

コメント (2)
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