poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

野ブドウ

2008-01-14 22:17:10 | あれこれ
清里で…比較的運がよければ出会える野ブドウの実。
この植物に初めて出会ったのは、10年以上も前のことでした。
うっすらとピンクに色づいた大きさも不ぞろいな実がとても愛らしく感じられて、いたく感激したことをよく覚えています。
迷わず持ち帰り、小さなバスケットの取っ手にからませ、赤黒く乾燥した後もしばらくそのまま飾って楽しんだものです。
バスケットの中身は、もちろんそのとき一緒に持ち帰った木の実や葉っぱです。

このときは旧道脇の線路沿いあたりで見つけたと思うのですが、そのうち、野辺山のJR最高地点に向かう道の途中にあることを覚えました。
植物を探す目は、こうして何年も同じ場所に通い続けることで、少しは訓練されてきたのだろうと思います。
むろん、年数と場数の差を考えても、私の何百倍も植物とつき合ってきた師匠の目とは雲泥の差があるのですが。。。

自宅近くでスイカズラの花を見つけたのは去年の5月のことでしたが、今は同じ場所に行ってもどれがスイカズラなのか、皆目見当がつきません。
去年の秋にたくさん実をつけていたコブシの木には、当然ながら実はほとんど残っていません。
その代わり、光沢のある毛綿に覆われた小さな芽が顔を出していました。
2週間前には、前の年と同じように見事な黄葉を見せてくれたヤマブキも、小さな若い葉っぱと花芽をつけていました。

人とのつながりが、時を重ね、やり取りを重ねていくうちにしっかりとしたものになっていくように、植物との関わりも出会いを積み重ねていくうちに、いつか確かなものになっていくのだろうと思います。
まだまだ先は遠い。。。


コメント
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