poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

ふたたび金継ぎワークショップ

2019-06-30 18:45:00 | Onaoshi
2度めの金継ぎ体験をしてきました。
今回は人工漆を使っての簡易的な手法を教わりました。

うっかり落として大小4つに割れてしまった印判・染付のお皿。
なんとか元の形に収め、接合部分を銀色の漆で補いました。
人工漆にアルミニウムの粉を混ぜ、細い筆で色を載せるようにようにしていきます。
本漆での繕いの方が手間と時間がかかりますが、漆を載せるのは人工漆の方が難しいように思いました。
何事もいくつも失敗をして身につくものとわかっているつもりですが、
今ひとつ不満が残る…どころか悲しいほどの出来ばえです。
ただ、人工漆の場合はやり直しが利くとのことですので、いつか再挑戦することも考えています。

飲み口が欠けたイム・サエム作の汲み出しはシャンパンゴールドに仕上げました。
ただ欠けを繕うだけのこと…と少々軽く考えていましたが、内側に微妙な角度がついていたので
まずパテで形にするのに苦労しました。
さらに上記の通り、漆を載せるのもコツを要するので、初心者の私はかなり苦戦。
でも、アルミと真鍮を混ぜて作ったシャンパンゴールドの控えめな色が程よく馴染んでいるので
今回はこれでよしとしましょう。


ハンドル部分にヒビが入ってしまったポットの修理は次の機会に。
ヒビの部分をルーターで削り、接着面を大きくしたほうがよいとのことでした。
接合部分に麻布を巻いて漆を載せる方法もよさそうです。

いずれにせよ、私が体験したのはかなり簡略化した金継ぎ手法のほんのさわりでしかなく
本式にやれば相当大変なことになります。
現在の私にはこれでせいいっぱいなのです。
でもね、せっかく念願の金継ぎに触れることができたのだから
ぽつりぽつりとでもいいから、とにかく続けようと思います。

さてさて、例によって作業後のおやつタイムです。
梅ジュースと焼き菓子をいただきました。
さっぱりとしておいしかったぁ〜!
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