公園で見かけたチカラシバ
紫色の輝きが美しい
周辺にはカゼクサもたくさん
ホトトギスやワレモコウも魅力的だが
私はやはりイネ科の植物が好き
紫色の輝きが美しい
周辺にはカゼクサもたくさん
ホトトギスやワレモコウも魅力的だが
私はやはりイネ科の植物が好き
朝夕めっきり寒くなりました。
あまりの寒さに昨日から緩めの暖房を入れています。
今までは勤労感謝の日あたりまで我慢できたのですが、今年の冬の訪れば急激です。
ある人に「老後はどこに住んでどんな暮らしがしたい?」と問われたことがあります。
(年齢からいえば既に老齢に達しているにもかかわらず)日頃そういうことを考えたこともなかった私は、唐突すぎる質問に一瞬戸惑いましたが、
次のように答えたように思います。
「野山に近いところで物を作る暮らしができれば幸せ。
草木や空を眺め、虫や鳥の鳴き声を聞きながら、
日がな一日、編んだり縫ったり削ったり。。。
たまに東京方面に出かけたりもしたいだろうから、
イメージとしては中央線沿線の山のほうかな」
咄嗟に出てきた言葉でした。
そんなことを思い出したきっかけは、ある本との出会いです。
本の返却に行った図書館で、ふっと私の目をとらえたとでもいうのか…
まるで掌にふわっと舞い降りてきたような出会いでした。
『五十八歳、山の家で猫と暮らす』と『六十一歳、免許をとって山暮らし』
(平野恵理子著)。
著者自身のイラストによるやさしく温かみのある表紙デザインもツボでした。
ページをめくってみると、すうっと入っていけそうな文体に心地よいものを感じました。
8月末に訪れた八ヶ岳山麓での楽しかった感覚がストレートによみがえります。
それで、冒頭の問いを思い出したというわけです。
しかし、短い時間を繋いでの読書ですから、なかなか先に進めません。
現に昨日は洗濯日和を押して朝から読書に没頭するつもりでいたというのに
結局あれこれの雑用に追われ、ほとんど読むことができませんでした。
私の週末はいつも予定をこなすことができず、達成感のないままに週明けを迎えることになります。
これはほんの一例にすぎません。
むろんそれをぼやいたり嘆いたりしたいわけではありません。
今の自分の暮らしの中に入り込んでいる本当はなくてもよい…というより
むしろ無用の情報を排除していかない限り、この状況から脱却することはできません。
情報を収集するにも処理するにも、自分に必要なものとそうでないものとをしっかりと切り分け取捨選択する能力が不可欠だということです。
ここで言う情報とは、視覚・聴覚に訴えるものすべてが含まれます。
それに気づいたら実行あるのみ!
とはいえ事はそう単純ではなく、まずは知恵を絞らなくてはね。
――言葉が多すぎます
といって一九九七年
その人は去った(「マザーテレサの瞳」〈茨木のり子『倚りかからず』所収〉より)
といって一九九七年
その人は去った(「マザーテレサの瞳」〈茨木のり子『倚りかからず』所収〉より)
と言いつつの長広舌…失礼いたしました。
<茨木さんの『倚りかからず』もどこかに埋もれてすぐに取り出すこともできません!!!>
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