あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

江戸川乱歩に魅せられて

2022-08-14 | from:sachiaki
本日は音楽隊に知り合いが出ているってことで
「江戸川乱歩の世界 朗読劇『幻燈の獏』」を見に行っていたsachiakiです。

フライヤーやらイラストやらの担当を承っている
バンドネオン奏者さんから「ぜひいらしてください」
ってご案内を頂いたのでスケジュールを変更して
千秋楽の回を観劇して参りました。

今回の朗読劇は江戸川乱歩の世界観ってことで
それだけでも私の好みにビンビンに刺さるところですが
出演される面々が素晴らしく
速水奨さん、椎名へきるさん、森久保祥太郎さん and more..
って感じでアニメでお馴染みの「ええ声」の方々が
お芝居の衣装を着て、身振り手振りで演じられながら
その声での劇でジックリと魅せてくれた舞台でありました。

そしてこの朗読劇、ただの朗読劇ではなくて
ガヤの声だったり演出のアンサンブルコーラスを生声で
それだけでなく、音楽が生演奏で入っていたんですよ!!
知り合いのバンドネオン奏者さんは舞台上段のセンターにいらっしゃったので
演者さんが前列一段目にいらっしゃるので
一番見やすいことには違いないんですけれど
ホンッッッットすごく良い位置にいらしたので
あの神がかった指さばきが余すことなく観ることできて
なんて素敵なの〜〜〜〜〜〜!!!!ってなってきました。

そしてバンドネオン奏者さんがよく一緒に公演をされるメンバー
ドラム、ギター、ピアノの方も馴染んでいるだけあって
息ぴったりの生演奏(効果音や転調効果音も生演奏)で
こんだけ贅沢なのってないよ〜〜〜〜ってなってきました。
衝撃的なシーンなどは、ほぼほぼパーカッションのみだったりしたので
もともとすごいなぁとは思っていたものの
邪魔にならない音量で、それでもパシッとキマるシンバルの音などを聞くと
背筋がピンとするような、そういった鳥肌ものの効果を感じてきました。

ちなみに話の筋は江戸川乱歩の小林少年が好きな人にはビンビンくる
怪人二十面相の話をモチーフに、夢と現実の境目をうにょ〜んとさせるような
まさに「幻燈」の物語でありました。
速水奨さんの悪役ボイスも迫力あって良かったなぁ。
「怪人二十面相」という映画を作るというストーリーの中で
実際に「怪人二十面相」がこの世にいると信じ込ませる手管や
ストーリーに絡んでいる人が揃いも揃って「二十面相」だと思い込み
さらに自分が「黒蜥蜴」であるとか「蜘蛛男」であるとか
「黄金仮面」であるとか「一寸法師」であるとか言い出したり
「屋根裏の散歩者」のモチーフを持ち出してきたりするので
明智小五郎が好きな人たちにはグッとくる仕掛けになっていたと思います。

江戸川乱歩らしいエログロな感じにはならず
あくまでモチーフってところにとどまり
ミステリーな推理を楽しむ上級なお芝居となっておりました。

お衣装も素敵だったな。

夏らしいことは全然できていないけれど
今日みたいなこともあって楽しいことには違いないので
まずまずだなって思っているところです。

さて、さすがに仕事をしてなさすぎなので
ちょっと下ごしらえぐらいにはしてこようと思います。
そんじゃまた。モイモイ。
コメント
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