もうね…呪われてるのかしら?
ってぐらいサブカル界隈というか
すでにサブではなくメインになっている
漫画・アニメ文化業界が狙い撃ちされているなぁと……。
私たち40代、それよりもちょっと上の世代なんかは
お馴染みのイラストレーターさんで
いろんな影響を受けてるんですよね。
今月は魂がいくつあっても足りないな
なんてことを感じているsachiakiです。
いのまたむつみ先生のご冥福をお祈り申し上げます。
私がオタクに落ちた直接の原因は
制作会社サンライズが作っていた
『魔神英雄伝ワタル』で10歳の時でしたが
その後同じ枠で放送された『サイバーフォーミュラ』があり
それが12歳の時だったんですよね。
当時でも印象に残る線の細いキャラクターで
目がとっても大きくて明るくて魅力的でした。
『ワタル』の絵も目が魅力的な芦田豊雄さんの絵で
私がガチで影響を受けたのはこちらの先生ですが
それでも後追いで、いのまた先生の成分も入り
なんていうか私たち世代は
ああいった路線の絵が好きなんですよね。
よく90年台のアニメの絵はデフォルメが強くて
ちょっとおかしいって言われるんですけれど、
そういったデフォルメが強すぎる前の
ギリギリのところにいたのが
芦田さん、いのまたさん、そして鳥山明さんだったのですよねぇ…
鳥山明さんはアニメはあまり見なかったそうですが
芦田さんの絵からは影響を受けたというのは有名な話で
ハイライトの入れ方とかモロなんですよね。
で、芦田さんと鳥山さんのカラーは
いわゆるアニメ塗りといわれるバキッとした感じなんですけれど
いのまたさんのカラーは水彩で淡く
その儚いキャラクターの線にとてもあっていて
そういった絵が描けない私からすると
ずっとずっと憧れの人の一人でありました。
何度かボカシを使った表現にチャレンジしたことはあるんだけど、
どうにもこうにも相性が悪くてね……。
現在のデザイン仕事でも
ボカシを生かした表現をしようとすると
なんかイマイチで、私には向いてないのだなぁと感じるのです。
グラデーションは感覚的にわかるんだけど、
ボカシの淡い感覚は一生身につかないのかもしれません。
なんにしても憧れ続けてきた偉大なクリエイターが
また一人この世から旅立ってしまったこと、
しかも鳥山さん、声優のTARAKOさんに続いて
60代という若さで亡くなられてしまったことが
あまりに突然過ぎて心が受け付けられないってなっておるのです。
なんで一月に3回も同じようなカルチャー界の訃報を
聞かされているのか足元がグラグラする感じです。
ふと気になって芦田さんのWiki見てきたら
芦田さんも67歳とあったので
もしかしたらこの界隈の人たちは
精力的に活動し過ぎて短命なのかも
……とか演技でもないことを思ってしまいました。
松本零士さんが87歳だったり
水木しげるさんが93歳だったりするのは
ほぼ奇跡的なことなのかもしれないですね。
そういや水木しげるさんが
『睡眠のちから』という漫画を描かれていて
手塚治虫さんと石ノ森章太郎さんに対して
「睡眠をバカにしてはいけません!」と喝破するんですよね。
寝ないということはやはり良いことではないのでしょう。
先に挙げた方達の睡眠時間についてはわかりませんが
残された私たちとしては
受けてきた影響を次の世代に還元できるよう
少しでもいい作品たちを作って長生きすることですよね。
(まぁあまり長生きしたくもないけれどw)
いのまたさんも関わられたドラゴンクエストにちなんで
「いのちだいじに」で生きていきましょうね。
それではまた。モイモイ
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