あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

資質的に悪女

2018-12-07 | from:sachiaki
なんだろうなぁと裏政治をしながら
ぼんやりと自分の力不足を嘆きたくなったsachiakiです。

どうどうとわがまま言って、パワハラまがいをして
それでも惹きつけずにはいられない魅力を
私が手伝っている団体の代表さんには感じるわけで
自分にはわがままを言ったところで誰もついてこないことや
控えめでいないことにはなにも動かせないのだよな
なんてことを思っていたところ。

自分がこの団体をちゃんと動かそう、
この人の魅力を伝えて協力を願おうと
裏政治をすればするほど、
代表さんの魅力を知ることになり
翻って自分の政治をすることしかできない汚さを感じてしまい
ピュアじゃないから仕方ねーわ
なんてことを思ってしまったりするのです。

私は資質的に悪女なんだろうね〜。
きっと人を地獄に導くハーメルンなことしかできないんだよ。

どんだけわがまま言っても
どんだけパワハラまがいをしても、
どんだけ人を振り回しても
それでも本来持っている魅力をちゃんと持っている人には敵いません。

やっぱ人と関わるべきじゃないんじゃないの?
とか思ったりもするんだけど
それでも人が恋しいんだよね。
しょせん弱い弱い人間です。

優等生をまとっていた中学高校時代からなんにも変わってないな。
人を騙すことでしかうまく生きていけないんだもんな。

本当は人前でどうどうと振るまえない小心者なだけなのに。

より良い道を選んで行きたいって言ってるのに
より善なるものへと進みたいだけなのに
メサイアコンプレックスがきっと悪さするんだわ。


なんて思わず弱音ポロポロ。
新月だからかな。
感情の振れ幅がないと思っていたけれど
待ち続けている奇跡も起こらず
多分心がクサクサしているんだと思います。

私と地獄に落ちてよ
って言った時に「いいよ」って言ってくれた人はいるけれど
本当なら
私が天国に連れてってあげるよ
って言えたら良かったのに。

戒め!

ダークヒーローはかっこいいけれど
現実はそうもいかない。
ピュアさがないのなら狡猾に。
生存戦略を練っていかないとなのだわ。

最近「あなたはまっすぐだね」って言ってもらったけれど
とんでもない話。
元ツレが言っていたのが正しい。
「まっすぐに見えて、ねじくれまくってる」。

ねじれててダメ人間だけど
こんなでも生きてるぜ。
なんていう陳列モデルくらいにはなるかもしれない。
せめて

俺みたいにはなるなよ

と言えるように。
たくましく生きていきたい。
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引越し!引越し!さっさと引越し!

2018-12-06 | from:sachiaki
昔「引っ越せおばさん」という人がワイドショーを賑わせたことがありますね。
実はおばさんの方が嫌がらせをされていて
なんとかしたかった対応の結果があれだったと聞いて
報道の罪深さを感じたsachiakiです。

と、そんなことはさておいて。
大物の移動を業者さんがサクリとやってくれたおかげで
部屋の中にあった作業机がなくなり
現在、元アシスタントさんのデスクでこの日記を打っています。
元アシスタントさんことベース兄貴のデスクは
この引越しの最後に粗大ごみで出すつもりなんだけど
実はこのベース兄貴のために買ったオフィスチェアが
けっこう高価なものだったので
捨てるのも悩むなぁって感じだったりします。

当時、好きな椅子で仕事をする方が良かろうと
オフィス用品のカタログを広げて選んでもらったんですよね。
自分よりも高い椅子を選ばれた時に
「うお!」ってなったけれど
私よりも干支が一周上の人にお仕事をお願いするわけだから
いいもの選んでもらった方が良いに決まってると
即決して購入したのでした。

時は流れて自分の合皮の椅子は
どんどん皮が剥がれて悲しい姿になっているのに対して
いなくなったベース兄貴の椅子は
もともとメッシュ型なので剥がるものも何もなく
形もしっかりとしたままで
それなりに力を入れて背もたれに倒れこめば
リクライニングもするし、
つくづく良い椅子を買ったものだと思っているところです。

まぁ捨てちゃうんですけどね。

ジモティーとかに出して売ってもいいなぁとは思うんだけど
配送とか超ダルいし、仕方がないかなーって感じです。

合皮の椅子を捨てて、この椅子生かしでもいいけれど
なんか色々考えちゃうのよね〜。

自分好みで選んだ椅子を捨てて、
人が選んだ椅子を生かすってどうなのかな〜。

粗大ごみは7日に出すので、6日中には意思決定したいと思います。

どちらの椅子を選んだのか、
結果は書くかもしれないし書かないかもしれません。

さて、朝からドッタンバッタンしてて
あまり体も休まっていないのでこの辺にて。
そんじゃまたねー!モイモイ
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大物を運んでもらう日

2018-12-05 | from:sachiaki
今日は大物家具(冷蔵庫、洗濯機、大型プリンター、お仕事用デスク)を
頼んでいた業者さんに持っていってもらう日です。

水曜日は避けてっていったけれど、
どうしても、というのでパンダに任せて
夜学バーに出勤する前のsachiakiです。

とりあえず。。。

自分の作業部屋がすごく広かったんだなー
なんてことを思っているところ。

またこの続きは後ほど。

準備が完了させて夜学バーへ行ってきまーす!
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漫画などを寄付する団体があるんだよ

2018-12-04 | from:sachiaki
というわけで、同人誌以外は受け取ってくれるという
チャリボンという団体に本をせっせと送り続けているsachiakiです。

ワンピースも長くなり過ぎて、読みお直したいという気力が減ってきてしまったため
もう漫画喫茶とかで一気読みでいいや、という気分になったので
引越しを機に手放すことにいたしました。
本棚に収容しきれないんだもの。。

ほんでまぁ、本をいろいろと手放している間に
ちょっと前に購入した兄弟型『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』という本も
手放しますかねぇなんてパラパラと読み返してたんだけど、
あれね。
付き合ったことのある人たちが
長子だったとき、末っ子だったとき、一人っ子だったとき
で、そういやちょっと違いがあったかもなぁ
なんてことを改めて思ったりしていました。

私もだいぶ大人になるにつれて性格が丸くなっていっているので
相手によって違いを感じたのかは確証がないけれど
だいたいこんな感じかもねぇってのはあったかな。

曰く、
私も長子になるので、同士になる長子×長子で付き合った時は
お互い知らないことをトライしていくのが当たり前になっているので
珍妙なものを見に行ったり試したり
出かけるときもお互いリードしていく感じで
けっこうライバルとともに切磋琢磨するような関係を築いていた気がします。
なので、すごく楽しいんだけど気が抜けない。
それとお互いそれなりに「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と
言われ続けたせいか、保守的なところがあって
役割に徹しようというところがあって、
柔軟さは足りなかった気がする。

ほんで末っ子。
お世話したい長女とお世話になるのが当たり前になっている末っ子なので
お世話の役割が噛み合うのと、緊張することが多い長女にとって
末っ子の「やりたくないことはやんなくてもいいよ〜。誰かやるし〜」
という適当さにけっこう助けられたりしてた。
”誰かがやるし〜”といいつつも、周到に観察しているため
ここは出番だよ、っていう時にお願いとかすると
ちゃんと嫌がらずにやってくれるのも
常になにかを押し付けられてきた末っ子の胆力を感じる時があったかな。
合理的なタイプなだけに無駄を嫌ったりするので
目新しいことんチャレンジするのを嫌がったりするし
私がする計画性のない「なんとかなんだろ」にキリキリ胃を痛めているみたいよ。
ともかく観察力が鋭い。

んで一人っ子。
とにかくめっちゃ甘やかしてくれる。
呆れるくらいに甘やかしてくれるので
こちらの人間力を試されている気がする。
甘やかしてくれるからといって、なんでもいいわけじゃないし
ケンカとかしたことがなさそうだから
ちょっと空気が悪くなっただけで、ケアの仕方とかを知らない感じがするというか
なににつけても繊細な感じがするので、
こちらの人間力が(以下ループ
同じ一人っ子同士なら人間力〜とか言わないで済むのかな?
文句とか言わないで付き合ってくれるので
ちゃんと嫌なことは嫌だと言ってくれたりしたら
長子としては助かる感じ。
ケンカしたくらいでどうにかなるようなもんじゃないくらい
人間関係って強固だと思うよ。

そんな感じ。
長女にとって、
リードしてもらいたいなら長男がええよって感じだし、
お互いぼけーっとしてても付き合えるのが末っ子だし、
お姫様扱いしてもらって優越感に浸りたいなら一人っ子って感じなのかなぁ。

とはいえ、どんな人と付き合おうとも
自分が悪い扱いをしたら全然意味ないので
やっぱ人間って向上心や善であろうとする気持ちがなくっちゃダメですな。

お互い様 をキーワードに
常に相手のおかげで今の自分があると認識していたいものです。

そういや、うっとこの腐れ縁のA子さんは三姉妹の末っ子だから
一人っ子と付き合うか、中間子がいいんじゃないですかね。
中間子は私は付き合ったことないけれど、
うちの弟を見ているとそう思います。
ナイーブで面倒臭いところがあるけれど
それなりにリードしてくれて、かつ周りの空気を読み
手の届く感じでヘルプをくれるので女性だけで育った子は合うと思うよ。

なんてな。
ついつい口出ししたくなるのが年寄りの悪い癖ですね。
というわけで、そろそろドロンいたしますよ!
そんじゃーね。モイ!
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性格がのんびりしている方なのだと思うって話

2018-12-03 | from:sachiaki
私を知っている人は、私がちょこまか動いているのを見ている人たちだと思うので
性格がのんびりしていると言っても「?」ってなるのかしらね。
最初に付き合ってケッコンまでした元ツレとは
こちらから告白まがいのことをして、その返事に半年待ったり
友達と待ち合わせをしても4時間〜半日は待つことができるので
ぼんやりしているタイプなのだと思っているsachiakiです。

私のぼんやり度にピンとこないことはさておいて、
計画さの無さについては首を縦振りして
振りすぎてヘッドバッティングになっている人は多い気がする。
細かいことは考えず適当に人生を歩んでいるので
今日もパンダ氏と
「なんだかんだで辻褄が合うところがズルいよな!」と
怒られていました(ノ∀`)アチャー

いやさ、引越しをするにあたり
私が使う部屋が和室になったんだけど
和室にデスクとか置くと跡がついてしまうし
私自身は畳に思い入れがないので
カーペットを敷いて、
和のテイストを消していこうって決めてたんです。
ほんでまぁ、不安症が強いパンダ氏に
何日も前から「カーペットだけは早めに決めておいて」
って言われていたのにネットの通販ページを開いては
自分のトキメキと結ばれるブツが見つからなくて
ずっっっっっっっと保留にしていたんですわ。

とはいえ大物を業者さんに運び込んでもらう予定日の2日前となった今日、
さすがに明日までにはカーペットが敷かれていないのはマズイなぁと。
とはいえ、もうネットで頼んでも翌日に届くかは怪しい
12月のクリスマス商戦時期。
物流がパツパツな時に翌日配送とかほぼ無理だろうなぁと思い
吉祥寺のオシャレ家具屋にでも行けば気にいるもんがあるだろうって、
一応ググッてニトリと家具屋をマップに入れて出かけたんだけど
まぁああぁあぁあぁ、ネットの情報が最新でもなければ
思ってたのと違うってことはよくある話で
3軒目を当たって、もう西友の安いカーペットでいいかって
それを選ぼうとしたら
「それ、同じ6畳でもサイズが違うやつだから端っこめくれるぞ?」
なんてパンダ氏にたしなめられ
「え?別によくない?端っこ折れるくらい」
というボケッとした私の返答に対して
「いやいやいや、ない!それはない!!」
と、すごい拒否反応を返されたり。

面倒臭いなぁって思っているところで
商品説明をしてくれていた店員さんが
「気に入らないものを買っても仕方がないし、近所にニトリさんがありますよ」
って教えてくれて
実はニトリも行ってた私たちは
「もう行ったんですよ。でもニトリデコというところで、カーペットはなくて……」
なんて話をしたら、
「いや、もう一軒ありますよ。東急の中にあるはずだから行ってみてはいかがです?」
って。

ほんで改めてその場で検索かけてみたら
たしかに東急の中にニトリがあるのね。
なんじゃそりゃ。ギャフン
ってなりながら行ってみたの。

まーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一発で気にいるものがあったわ。
しかも、私が買ったらちょうど売り切れってなるタイミングで。


あやうくケンカになりかけていた、
ていうか、プンスコしているパンダとぼけーっと聞き流してる私って感じなんだけど
空気が悪かったのが一気に晴れまして
ホクホクしながらレジに並んでお会計して
新居にカーペットを置きに行ったところで
件の「なんだかんだで辻褄が合うところがズルいよな!」発言でした(ノ∀`)アチャー

なんかねぇ、昔っから自分の妙な運の強さを信じて疑ってないところがあって
そりゃ飛行機に乗り遅れたり、フェリーのチケット無くしたりと
ドジスキルはふんだんに、余すことなく発揮しちゃうんだけど
自分が気にいるものには絶対に出会える。間に合う。
という自信があって、それが計画性の無さにつながっているんですよね。。

まぁ言い訳なんですけど。

そのおかげで性格がせっかちというよりは
のんびりになっている原因にもなっているのかなーと。
死んでしまった奄美のばあちゃんにも「焦るな」と言い聞かされていたのもあるかなぁ。

かといって遠回りをする電車の乗り方とかは好きではないので
(遠回りをするって決めた場合は別)
なにをもってのんびりした性格というかは分からないけれど、
とりあえず今日は自分の運を信じて良かった、っていう話。

かなり男の子の部屋って感じのカーペットになったけれど
私としては大満足。

まだまだ詰め込まないといけない荷物がいっぱいなので
頑張らないとです。
とりあえず明日も新居と自宅を行ったり来たりの予定。
年末進行が怖いけれど。。
まだ素材も届いてないからやれることを進めるぞい。
そんじゃまた!モイモイ
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引越しの準備と風邪と体力と

2018-12-02 | from:sachiaki
たぶんアレが原因だろうな?
なんて思うことがあった後に風邪をひいているので
自業自得なんだけど、今日はえらく寒かったですね。
どうも、冬へと季節が移動したので
体力に自信がないsachiakiです。

今冬は無事に生き延びることができるのかしら……。
やや不安。

今年の2月はインフルエンザに2回かかってたし
去年の2月はほぼ1ヶ月熱が出続けて動ける日が少なかったし……。
寒いと免疫系がこぞってダウンするので
戦々恐々としていおりますよ。

ていうか、寒いごときで負けるな自分。
って思うんだけど、
頭痛と共に目覚め、理由の分からない腹痛にまみえると
さすがに『寒いごとき』とは言えないのよねぇ。

というわけで、自衛はしなくちゃイカンわけで
今年は早々にお布団の下に仕込むホットカーペットみたいなヤツを入れ
微熱で温めて寝ています。

ちなみに私の脈拍は遅い方で
いわゆる徐脈というものにあたり
血の巡りが良いほうではないので
冷えやすいとか、めまいを起こしやすいとか
そういうのがあるんですよなー。
体温は高いくせに不思議。

うっとこはパパンも心臓が弱かったのを
スポーツで克服したというし、
母方のばあちゃんも心臓があまり強くなかったけれど
気合いでなんとかしていたっぽいので
そろそろ心臓を鍛えるためにも
ジテツウをなくしてしまった分のスポーツを
考えなくちゃいかんかもしんまい。

じゃなかったら1月〜3月は都内にいないってことを考えないと
あたい越冬できませんわ。

そんなわけで、
今日はいのうえ先生に朝っぱら早くから車を出してもらって
引越しの荷物運びをしていたんだけど
昼過ぎにはひと段落させて
日が暮れるまでとっぷりと寝ておりました。

準備がほんのすこし進んだとはいえ
10日までに完了できるのか?
とやや不安…(ノ∀`)アチャー

しかも年末進行で届いたスケジュールを見たら
引越しとかバカ言ってんじゃねーよ
ってくらいカツカツだったので
冬を生き延びれるかどうかより
今月をうまく乗りこなせるのかどうか
むしろそっちが心配w

師走とはいうけれど、
今年も駆け抜けずにはいられないようです。

とりあえず気合い入れ直しますかね。
頑張るぞぅー!

みなさんも12月を無事に乗り切って!
そんじゃーね。モイモイ
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累ヶ淵の話をフィルムで見てきた

2018-12-01 | from:sachiaki
タイトルは『新景カサネガフチ』だったけれど
落語の『真景累ヶ淵』よりは、累ヶ淵伝説そのものから
取り出した話っぽくて、ちょっとだけ話が違うな、って思ったけれど
ジャパニーズホラーというか
実際にあった殺人事件&怨霊話ものなだけあって
ちょっと背筋がゾッとする感じがしました。

どうも。引越しの準備はどうした?と問い詰められると
困った顔でしか返せないsachiakiです。

今映画にもなって話題の『累』のモチーフが
まさにこの『累ヶ淵伝説』だというので
へぇ〜ってなりつつも、
累ヶ淵伝説をペラッと調べてみたら、
ただ醜いからという理由で子供を殺してしまうとか、
その呪いを受けて次に生まれた子も醜いうえに
自分も死ぬとか、
呪われた子供はさらに育って酷い目に合うとか
田舎ではよくあった”子殺し”の話とはいえ
おぞましいなぁって吐き気をもよおすお話でした。

で、

この今回見てきた『新景カサネガフチ』はそういった話かといえば
全然そういったホラー要素はほとんどなく、
ただその土地に生まれた女の子が
とてつもなく故郷にこだわる子なうえに
なぜ故郷にこだわるのかと思えば
その土地自身と彼女が重なっていた、って感じで
それだけなら、それほど累って部分はないのだけど
ある時、彼女は彼氏と共に『累ヶ淵』を探したい
といって伝説を頼りに一日中歩き回わることになります。
結局痕跡といえば、『累』は実在の人物でお墓もあったが
風景自体はすっかり変わり果ててしまって
本当に彼女(累)が殺された場所が分かりませんでした。
そして、件の彼女は周りがとっぷりと暮れて暗くなるまで
おそらくここだろうと予測された川べりでずっと佇んでいたのに
ある時を境に普通に帰りだしてしまうのです。
一緒にいた彼氏は、あまりの豹変っぷりに
彼は驚きますが、真に驚くのはそのあとで、
その累ヶ淵探しの後の彼女はすっかり精神が安定するようになり、
土地が変わっていっても動揺するようなこともなく
まるで”別人”のようになった。
ということなのです。

それだけならそれほど怖い話でもなんでもないというか、
あー、なんか憑き物が取れたとかそういうやつ?
って感じなんだけど、
今度は彼が夢をちょくちょく見るようになりまして
その彼が見る夢というのが、
その『累ヶ淵』の日の夢で、立ち去った彼女の背中を見送ったはずなのに
目の前にまたウリふたつの彼女が立っていて微笑んでいる。
というものなのです。

去っていく別人の彼女と置き去りにされる彼女。
いつしか、置き去りにされた彼女のことを、
彼は『累』と呼ぶようになります。

結局そのあとも怖いというようなものはないのだけど、
彼が憂鬱に苛むようになったのは
ちょうど『累』の夢を見るようになった頃と重なり、
また彼女も彼から「累ヶ淵をみつけた」という報告で確信を得た
(累の霊のようなものは彼に引き継がれた)のか
報告の電話に対応する時に
「私より先に死なないでね」と言い放って終わるのです。

ゾワッとするような話ではないけれど
やっぱり気持ちの良い話ではないのと
ここまで現代風にアレンジしてしまう妙に
すっかりやられてしまいました。

佐々木友輔監督の作品だけをずっと一日中流すという
イベントで2つほど見て帰ってきたけれど
『新景カサネガフチ』は語らずにはいられない作品だなと思いました。

あと実際に累ヶ淵に行ってみたいとも思ったり。

フラッシュバックを多用する監督さんだからか
しかもフラッシュバックの時間の帯が普通の人よりだいぶ長くて、
何百年という単位を行ったり来たりするから
自分の記憶がどんどん曖昧になって
すっかり映像の中に溶け込んでしまう感じがあるのよね。

癖があって面白い監督さんだなと思いました。
また機会があったら見てみたいです。

というわけで、この押してしまった時間を取り戻すべく
もう少し引越し作業を頑張ってきますよ。
そんじゃーね。モイモイ
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