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キクバドコロ・4~紫褐色

 奥高尾の登山道で見られる「キクバドコロ(菊葉野老)」。福島県以南の山地に生育するヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。先日初めてキクバドコロを見つけ淡黄色の雄花序雌花序を確認したところだが、写真は別の場所で見つけた雄花序で色は紫褐色。普通は淡黄色だがこのような色の花もあるようだ。
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イヌブナ・10~葉

 高尾山“いろはの森コース”に生育している「イヌブナ(犬ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で高尾山系では登山道脇で多く見られる。写真は直径5~6ミリの真珠のような球体。チョウの卵のような色合いだがアゲハチョウの卵の直径は1ミリ程度なのでこれは大き過ぎる。虫えい(虫こぶ)のようにも見えるが図鑑に無いので良くわからない。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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ツレサギソウ・3~花

 ラン科ツレサギソウ属の「ツレサギソウ(連鷺草)」。草丈は40~60センチになり5~6月に花序に10~20個の花を付ける。この様子をシラサギが連れ立って飛ぶ様子に見立てているが“天使”の姿にも見える。背萼片と側花弁は兜状になり側萼片は天使の羽のように後方に反り返る。唇弁は下垂して距は後方に水平に伸びている。
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ヤマサギソウ・1~花

 ラン科ツレサギソウ属の「ヤマサギソウ(山鷺草)」。山野の陽当たりの良いやや湿った場所に生育する多年草で草丈は20~40センチ。初夏に花茎に長さ2~3センチの花を10数個付ける。側萼片が上方に伸びバンザイのようになり唇弁は下垂する。距は後方に水平に伸びている。この姿をサギに見立てているが、写真の花は『なんじゃ、こりゃ?』と驚いているように見える。
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クジャクシダ・5~成長

 イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。去年、在り処を見つけて今春からその成長を観察してきた。写真は赤紫色だった新葉が成葉になり緑色に近づいてきた。孔雀が花を拡げたような美しさに魅せられる。
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ガクウツギ・2~奥高尾

 奥高尾“もみじ台南巻き道”で多く見られる「ガクウツギ(額空木)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で関東地方以西の山地に生育している。花期は5~6月で枝先に散房花序を出し中央に両性花を付けその周囲に純白の装飾花がある。両性花は直径4~5ミリで花弁は5枚。雄蕊は10本ある。ウツギ属のウツギやアジサイ属のアジサイには香りは無いが本種には爽やかな香りがある。“空木”の名が付くが茎は中空にはならない。

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コガクウツギ・2~開花

 高尾山“5号路”で咲き始めた「コガクウツギ(小額空木)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木でガクウツギに比べ花序や葉など全体的に小振り。装飾花の大きな萼片は長さ1.5センチほどでその基部に小さな花がある。個体差はあるがガクウツギの装飾花の萼片の先端がやや尖るのに対して本種は丸みを帯びる。
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ヒマラヤスギ・9~若い果実

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。10~11月に雌雄の花を咲かせ果実は翌年の秋に稔る。今年1月に濃紫色の雌花序を確認しその後の成長を観察していたがそれは春になっても大きくなる気配は無くどうやらそのまま枯死したようだ。この日は別の樹の枝を探してみると長さ5~6センチに成長した若い果実を見つけた。これは順調に成長しているようだ。秋には大きな球果が期待できる。
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シラユキゲシ・2~血水草

 ケシ科シラユキゲシ属の「シラユキゲシ(白雪芥子)」。中国原産の多年草で春に純白の4弁花を咲かせる。秋に咲くシュウメイギクと雰囲気は良く似ている。シラユキゲシの茎や葉を傷つけると写真のように赤橙色の汁が出る。このことから中国名は“血水草”と呼ばれている。美しい白い花からは想像できない名前だがこの汁の色を見ると納得できる。
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ムヨウラン・4~蕾

 高尾山“3号路”で見られる「ムヨウラン(無葉蘭)」。ラン科ムヨウラン属の多年草で葉が無く全草に葉緑素を持たない菌従属栄養植物。ベニタケ属やチチタケ属から栄養を受けている。花期は5月下旬~6月で写真は蕾の様子。花が咲くと登山者は気付いて足を止めるがこの蕾を見る人はほとんどいない。
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