現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

イタロ・カルヴィーノ「川のいちばん青いところ」マルコヴァルドさんの四季所収

2018-07-07 08:39:23 | 作品論
 食品汚染についての話です。
 題名の「川のいちばん青いところ」というのは、一見青くきれいに見える川が、実は工場の排水で汚染されていることを意味しています。
 マルコヴァルドさんは、そこで苦労して釣り上げたコイを、また川へ戻さなければなりませんでした。
 この作品が書かれたころは、日本でも公害やそれに伴う食品汚染が大きな社会問題になっていました。
 いろいろな規制で、表向きは公害や食品汚染は少なくなったように見えますが、実際はより巧妙にそれらが隠ぺいされていることはご承知の通りです。
 さらに、福島第一原発の人災で、深刻な放射線汚染も経験するようになりました。
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