北海道の冬や、海のむこうの世界への憧れを描いた絵本です。
こういったテーマの作品は多く書かれているので、特に新味はありません。
文章も、会話などでこなれていない部分が散見されて、特に感心しませんでした。
ただし、小泉るみ子の叙事的でありながら抒情性もたたえた絵は、非常に魅力的でした。
しかし、このような作者たちの少女時代の風物や心情が、子どもの読者たちにどのように受け取られたかは疑問が残りました。
特に「海のむこう」へのあこがれは、ネット時代を生きる現代の子どもたちには理解不能だったのではないでしょうか?
ただ、今の絵本のターゲットの読者は、子どもたちから幅広い年代の女性たちへと移っているので、作者たちと同世代の女性たち(特に地方出身者)のノスタルジーを掻き立てることには成功したのではないかと思われます。
こういったテーマの作品は多く書かれているので、特に新味はありません。
文章も、会話などでこなれていない部分が散見されて、特に感心しませんでした。
ただし、小泉るみ子の叙事的でありながら抒情性もたたえた絵は、非常に魅力的でした。
しかし、このような作者たちの少女時代の風物や心情が、子どもの読者たちにどのように受け取られたかは疑問が残りました。
特に「海のむこう」へのあこがれは、ネット時代を生きる現代の子どもたちには理解不能だったのではないでしょうか?
ただ、今の絵本のターゲットの読者は、子どもたちから幅広い年代の女性たちへと移っているので、作者たちと同世代の女性たち(特に地方出身者)のノスタルジーを掻き立てることには成功したのではないかと思われます。
海のむこう | |
クリエーター情報なし | |
新日本出版社 |