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立憲民主党の枝野幸男代表は27日、国民民主党の玉木雄一郎代表と会談し、次期衆院選の選挙区で候補者の原則一本化を図ることで一致した。立民は野党共闘で政権交代を目指すが、両党の支持母体である連合が拒否感を示す共産党との距離感が課題となっており、党首会談ではその一端が浮かび上がった。(原川貴郎)
党首会談は枝野氏が呼びかけた。玉木氏によると、立民と国民が連合と個別に政策協定を結んだ上で、衆院選に臨むことでも合意した。両党は現在、3つの選挙区で候補が競合しているが、両党の選対委員長間で一本化に向け、調整を進めることも確認した。
玉木氏は会談で、枝野氏にこうクギを刺した。
「連立政権となった場合、共産が入っているのかどうか。選挙で訴える政策も変わってくるので、どこかの段階で明確に示してもらうことが必要だ」
共産は日米安全保障条約の廃棄を掲げ、日米同盟を軸とする立民や国民と安全保障政策が大きく異なる。
国民は、この点を特に問題視している。参院長野選挙区補欠選挙では、立民の新人が日米同盟是正を盛り込む政策協定を共産などと結んだことを受け、国民は推薦を一時取り下げた。
玉木氏の発言は「(共産が掲げる)野党連合政権は、目指す国家像が違う以上、あり得ない」という、連合の神津里季生(りきお)会長の立場を代弁したともいえる。
立民は連合や国民の反発を防ぐため、共産とは一定の距離を取る。一方で、立民の候補者に一本化した選挙区で共産支持者の票を獲得するため、共産との関係も維持したい考えだ。
玉木氏によると、枝野氏から今後の共産との関係について「具体的な話はなかった」という。
玉木氏との会談の約3時間後、枝野氏は国会内の同じ部屋で共産の志位和夫委員長と党首会談を開いた。両氏は、25日投開票の衆参3つの補選・再選挙で、野党の候補者一本化が成果を上げたとの認識で一致。衆院選での両党の協力に向けた協議を始めることを確認した。
立憲民主党と国民民主党が共闘したところで、自らの手で政権を手放した時の民主党に逆戻りするだけである。
やれ連合が、やれ国家観が違うとか言っているこの両党に、国民のために何が何でも自民党政権を潰し、政権交代をするという気概が全く感じられない。
立憲は、緊縮財政とかPBの黒字化とか言っている野田元首相一派を締め出し、小沢一郎氏に野党共闘を任せるべきである。