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アメリカドラマ「ER」について

2010年09月02日 12時09分31秒 | アメリカドラマを観て

以前の記事にも書きましたが、アメリカドラマ「ER~緊急救命室~」がマイブームです。
とにかくおもしろいんです!


実は医療と教育現場って、同じような悩みがあるんですよね。
患者(生徒)に感情移入しすぎてもだめ、多くの人の命を救う(多くの生徒の志望校を受からせる)のが大切だけど、割り切れない感情がある。目の前の一人を救えなくて、だれを救えるというんだ!というジレンマが。

医療ミスや判断ミスだってある。失敗を繰り返して、しっかりした医師になっていくんだけど、その過程で犠牲になった人はどうなるんだろう、という負い目が。

私も新人のときに失敗して、今の私があるんだけど、私が新人のときに受け持った生徒にとっては一生に一度の貴重な時間なのに志望校に受からなかったことは彼らにとって一生のトラウマになるおそれだってあると。

経験を積んでからでも、判断ミスもあり、犠牲になった数人の生徒はどうなるんだ!とも。

先生は万能じゃない。結果は、生徒自身の力ややる気が大きい。
でも、私は先生として、100パーセントの力をこめて、その子に対応したか、と反省し、悩むんです。

この悩みは永遠に解決しないし、前に進むしかないんです。

もし、今、先生業を辞めたら、未来で救えるかもしれない子供も救えないかもしれない。だから、悔やむことがあっても、先生業をやり続けるしかないんですよね。

ほかにも、最後に決断するのは患者というのが前提で、医師はリスクなどを話した上で、最終的には患者に判断をゆだねるところや、患者以外の家族へのフォローなどもするのも、教師と似ています。

このように、自分と同じような悩みや生き方が、このドラマには多く描かれています。

また、様々な医師や患者が出てくるので、自分の考え方や生き方が似ている医師もいて、「私だけじゃなかったんだ!よかったー!」と思えて、勇気がもらえます。


「ER」を見てから、仕事に臨むと、余分な雑念がなくなり、
仕事に集中できるようになりました。



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