社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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歴史の授業

2009年11月30日 10時43分28秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識
最近、気がついたんですが、私は歴史の授業をしているときに、知らず知らずのうちに、声のトーンや早さを変えたり、出てくる登場人物に合わせて口調や雰囲気を変えたりしていたのです。

時間が空いたときに、「先生!ナルシーやって!」と言われ、気がつきました。(ナルシーとは、藤原道長のことで、生徒がつけました)


つまり、どういうことかというと、大切な内容を話すときは、ゆっくり低く話ながら、重要単語を言う直前にちょっとした間を空けたりしたり、手でパフォーマンスをします。
また歴史人物の考えをセリフをつけて、性格づけして話したり。たとえば、聖武天皇だったら、弱く優しそうな雰囲気で「私は仏教というのはすばらしいと思うんだ。」と言ったり、徳川家康だったら、若いころは弱々と、晩年は怖い雰囲気のある狸おやじ風に、演じたりと。
ちょっとわかりやすくするためにイメージに脚色が入っていたりはするので(史実はかえていません)、それを気にする方はいられるとは思います。

「子供に勝手なイメージをつけてはいかん。史実を淡々と話し、子供たちの想像力にまかせるんだ」という方もいらっしゃいます。

その方はそれで良いとは思います。

しかし、私は、私のイメージですべて固定される程度の想像力しかないのなら、それでも良いと思います。何もイメージできない方が問題です。

イメージは上書き保存できます。だから、極端ではない程度のイメージをつけることは許していただきたいのです。

私も、昔は蘇我氏は天皇をないがしろにし、独裁をしたひどい人、というイメージを持っていましたが、古事記の調べものをするうちに、そうではないことに気がつきました。今では、彼らは時代の最先端を行きすぎた敗者、というイメージです。
また、イメージがわかなかったためにあまり関心のなかった奈良時代。しかしマンガなどを読むことでイメージがつき、教科書を読み直して、史実と照らし合わせたために、用語を忘れなくなりました。

なので、私はイメージ大切派なので、やりすぎないようにだけ気をつけて、私なりにがんばって教えたいなぁと思います。

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