エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」
第11回 高校時代⑤ 好きな教科の変化
今回は,高校時代に好きになった教科のお話です。
中学時代に好きだった科目は,数学と理科で,得意な科目は英語でした。
数学が好きだったのは,小学校時代に算数ができなくてクラスメイトに馬鹿にされ続けたので,
その算数の仲間である数学が解ける,という優越感によるものが大きかったのだと思います。
理科は当時は純粋に好きでした。
とくに,「窒素」に親近感を持ちました。
空気中に含まれる成分で一番多いのが「窒素」です。
みんな「酸素」や「二酸化炭素」などの方を重要視しますよね。
そりゃ,生きていくには大切なものですが・・。
でも,「窒素」が「酸素」や「二酸化炭素」よりも多い。
このように,みんなが注目していなくても存在しているものはあり,それがなければ実は注目しているものも存在しないかもしれないと。
小学校時代,私はクラスメイトには「いらない存在」だったかもしれないけど,でも地球上では「窒素」のように「必要な存在」だったかも・・,と。
理科は,習ったことを勝手に自分の人生に当てはめて考えることができて,それが楽しかったです。(変な人だと言えば,変なのですが・・。今,流行っている擬人化ものといえば,そうも言えますが(笑))。
英語は,得意でした。1回読めば,たいがい,文法なら理解できて覚えてしまう。
それが,高校ではどうなったか?
英語は,文法(グラマー)は問題なく,得意でした。
ただ,高1の2学期で数学で赤点を取るまで,勉強のちまちまするのがめんどくさいと感じていたので,
英単語を覚える努力を怠ってしまい,英単語力が大切なリーダーやオーラルが苦手になってきました。
でも,さすがに,英語では平均点以上は取れていましたが・・。
数学と理科は前回お話したように,苦手に・・。
私は理系じゃなかった,ということですね。
あと,国語と社会はどうだったか?です。
社会は,好きでも嫌いでもなく,とりあえず赤点とらない程度の勉強をしていました。
今の私には考えられないですよね。
国語は,現代文で最初つまずきました。
高校に入って初めて習ったのが,芥川龍之介の『羅生門』。今でこそ,『羅生門』の世界は理解できますが,
まだ高校生の私には難しかった。
でも,高3で森鴎外の『舞姫』が面白くて,現代文も楽しいものという認識になりました。
古文は,すっごく面白い!
古文って,文法中心なので,わかりやすくて。
今から思うと,英文法といい古典文法といい,私は文法という世界が得意なんですね。
また,古文で古代(~近世)の価値観や生活の違いなどが垣間見えるのも新鮮で。
・・ということで,高校3年生の夏ころまでには,私にとって,「英語」と「国語」が好きな科目で,
とくに「古文」の世界が好きだと勘違い(笑)している状態で,大学受験に突入しました。
今回はここまでです。勉強編はまだまだ続きますが,
次回は勉強編はいったんお休みして,大学時代の私の部活の行動に関係している高校時代の部活での悲劇をお話したいと思います。
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