不思議な事(本当はよくあること)に、同じ国、同じ産地、同じ銘柄で、
私が購入している生豆(A社)
と多くの受講者さんが持参する生豆。(B社)
その「違い」には驚く。どう違うか?恐ろしく違う。
1ハゼの音がいつも全く違う。それがいつものパターンできっと標高が違うと推測出来る。等産地偽装ではなく等級偽装?(笑)、B社オススメしないだけだ。B社は「坊や」達に人気である。
何処で買おうと自由であるから好きにすれば良いが、一応アドバイスはする。これは私の親切心です。
何度も、何度も、繰り返して来た経験した結果の判断である。知り合いが使ってる、いないとかはプロの仕入れに関係ない。
残念ながら、それも業界に浸かってる「坊や」には届かないようだ。周りも皆その程度の連中であろう。もう笑うしかない。
これも一種の見切りで、それで終わる。(笑)
人をだましてる様な奴は、人を信用しない。
反対に自然は嘘をつかない、そういう風に向き合える生き方も素敵である。が苦しい。素敵と苦しいは同居出来る。若い、は苦しいという字に似てる。土砂降りの中をバイクで走る、或るは雨雲が追い掛けるのを振り解くように走るのと似ている。
そして、時折、虹に追いけるように走ることもあるし、
峠を越えれば、嘘のように晴れ渡った景色にも出会えることがある。
全てが予定調和とはいかない。北海道を目指しながら、出会ったBIJINライダーが「四国」だと言えば、「偶然ですね・・」なんて言おう。
「エロス」 > 「バイク」は普遍の公式である。
人生って、そんなモノである。
「四国」に行ってから、「北海道」に行けばよいだけである。
当店にはいろいろな方が来る。スゴイ人も多い。他人から見れば「何でまたCAFEなんか、するんですか?」の問いかもしれない。
理由は簡単だ。 「何となく性に合ってる」からだ。寄り道かもしれない。
その寄り道さえ出来ない人が多い世の中だ。
明日から、プラッとバイクで「北海道」に行ける人。 ぷらっと宮崎まで「サーフィン」に行ける人、ぷらっと「イタリア」まで行く人。理由はない。その人の「心のおもむき」である。
「趣」
その趣きが「パンケーキ」ならCAFEなんてやらない方がマシ。申し訳ないが、それは農協の海外団体旅行。(それ以下)
何処に旅立とうと、横も後ろも隣の田んぼの佐藤さん、吉田さんといつも一緒なら、どの店も雑誌に載ってるパンケーキなCAFEも同じ。それを「こだわり」とか言われると、チト笑うぜ。
本当に「拘ってる」奴は、こだわり事する以前に
自分の気持ちに、自分の「生き方」に拘ってる。(人から何をいわれようとだ)
雑誌を読んでブームだからって「パンケーキ」焼くアホとは違うのだ。こだわりが!
いっそ、ティラミスとパンナコッタの店にしたら?
私に「あなたは何に拘ってるの?」と聞かれれば
「満足に仕事が出来ない自分」である。50過ぎて「新たな、こだわり探しもない」
ある程度は仕事が出来るようになったと思ったら、最後のツメがまだ出来ない。
30年やってきた事は、振り返れば、たった3年で出来そうな事だった。オイオイ。
-------------------------------------
100軒CAFEを巡るアホ。
自分探しばかりしてる馬鹿。
皆、モラトリアムなわけで・・。結局は言えることは、
------------------------------------
商売は、誰でも
スティーブン・ジョブズでも
「やってみるまで判らない」
しかありません。
昨日は、兵庫の端っこまで、25歳の小娘さんがOPENするCAFEまで納品でした。
彼女は「小娘だから各業者にナメラレタ」経験をしたと思います。それが貴重な経験です。
1000軒のCafeを巡っても絶対に出会えないことです。それが次に生かせれば良い。
「覚悟」は有るというのが一番ステキです。眠れない夜を重ねることです。
実際に何かを始める、何百という瞬間に自分で決めることが要求されます。
雑誌読んで「V60」を選ぶ安易な人達とは違うのです。
------------------------------------
買わない「宝くじ」は、当たりません。
そして「宝くじ」はほとんどハズレです。
やってみなければ判らないことを、進むことと、100軒カフェを巡る暇つぶ氏さんとは、違う。
さて、
6/12 R-103 直火型での焙煎結果
------------------------------------
【1】 イリガチャフ 2000g
投入温度 190
ボトム 93
1ハゼ 176
2ハゼ(直前)198 出し
上記温度が少し高いのは、この本番前に一回、予熱を兼ねたダブル焙煎を実行したようです。
「時間18:25」
------------------------------------
【2】 ブレンド XXX 2000g プレミックス
ー
投入温度 190
ボトム 97
1ハゼ 175
2ハゼ 194 15:46
203 出し
「時間18:00」~
どんな銘柄でもハゼ温度は同じだから、予めミックスして焙煎しても良い。
-------------------------------------
焙煎機を見切ってしまえば、ただの作業である。今日は上手く煎れた。煎れなかった。などは無い、いつも同じ。それがプロっていうことです。
一番大事なことは、信用ある良い豆を扱う会社と長くお付き合いをすることです。
同じ量で連続焙煎すれば、全部同じデータで煎り揃えて当り前なのです。10秒も違わない。