【1】水に浸したコーヒー豆を洗い始めます。このザルとタライが有れば誰でも出来ますが、冬は手が真っ赤かになります。
力も加えてゴシゴシです。
【2】今回の豆は、ラオス(スペシャルティではない)の豆を実験で独自モンスーン化したものです。
たった800gでこの60cmのタライの水がこれだけ濁りました。ブラジルも同じくらい汚れてますい。皆さん現実に、これを飲んでいるのです。
喫茶店に行くと、お水ばかり飲みたくなります。舌が雑味で気持ち悪いからです。
【3】かなり力を入れてゴシゴシ洗うこと3~4回水の濁りがなく澄んできました。
【4】ちょっと見にくいですが、水の汚れは「チャフ」ではありません。チャフは網の上、豆と一緒に残りますから、そっと傾けて排除(洗い流し)します。
【5】この作業を経て、天日に数時間干します。上の写真ご覧下さい。チャフが浮いてます。
【6】当店では全ての豆を洗っております。
【7】焙煎同業者でも「洗うとコクがなくなる」なんて知ったかぶる人がいますが、
これで実はコーヒー本来の本当の味が出るのです。
簡単に説明します。コーヒー豆はサクランボの種だと思って下さい。空中に結実しますから、本当はドロなんてつく筈がないけれど
そのサクランボの赤い部分を取り除き乾燥される段階で地面で汚れます。
【8】 産地によて汚れ水の色が違います。疑いようもなく、当にその土地の土の色なのです。
【9】 ブルーマウンテンはなどは一切、汚れがありません、精製が非常に丁寧なのは驚きです。だから上品なのです。
【10】コーヒーは世界中で栽培されています、水資源が乏しい場所や高地もあります。しかし
その味の良さで最近は「Washed」という水で洗う精製に多くの産地が変わって来てます。
豆は現地で洗っているのです。(中途半端ですが)
外国で洗って、日本で洗うと「コク」が無くなるってのは、可笑しいですね。
銭湯に行けば湯舟は「人間の出汁」で一杯の筈ですが、実際は垢が浮いてる程度。
Pre-washed Coffee は
淹れた翌日でも味が変わりません。
雑味がないのです。
そういう切れ味の良さ、透明感、雑味のなさが判る人のコーヒーです。
今まで「洗ってない」方が美味しいと言った女性が一人いました。