この写真が、今日の教室で使う一人前の生豆(ナママメといいます) 250g、たった250gのコロンビアを洗った水です。
薄皮はザルに残りますから、純粋の泥水と考えてもらってOKです。
たった250gで、この色です。
ブルーマウンテンのような高級な豆は「汚れてません」、つまり精製が非常に丁寧だと考えます。
当店で試飲され、黙って出すと、このドロ水(まあ、一般的なコーヒーですが)の方が美味いという方が希におられます。
コーヒーは嗜好品ですので、当店では対応のしようがありませんので悪しからず。他店へどうぞ。
当店の焙煎コーヒーは、朝淹れて、そのまま夜まで置いていただいても味は変わりません。翌朝でも変わりません。
他店の豆と同時に淹れて比べて下さい。
焙煎屋さんの中にも、洗うと「コク」がなくなるという方がおられますが、その「コク」って結局、雑味のことでしょう。
「味がなくなる」なんて言う方もお見えになります。(爆)
どんな豆も現地の精製段階を経てるわけです。現地で水で洗ってOKで、日本国内で洗うと「味が抜ける」というのは、どう考えても理屈にあいません。
もし、その通りなら「豆腐」には味がありません。
お風呂も人間の出汁が出てます。(笑)
当店では、WASHED も NATURAL も洗います。兎に角、洗います。そうしないとセミ・ウオッシュドはどうするの?なんて事になります。
洗った結果、全ての豆に施した方が良いという決断をしてます。
どう洗うか?という質問が良く来ます。
あなたが好きなように洗えばいいです。個人と業務用では量が違いますし、王道なんてありません。
自分自身で、一度洗えば、二度と飲めなくなります。
そのドロを見たことない方には判らないことです。
どんな分野でも良いですが、自身の見聞を広めることは大事ですね。特に若い人はそうあるべきです。
お寿司に例えるなら、100円寿司は楽しむのはいいけれど、信じちゃいけない。
あれは「100円寿司」という別のモノ(世界)と思うべきだと思う。
http://matome.naver.jp/odai/2133554454846832501
中華料理にしても、「餃子のXX」もいいけれど、時にはキチンとしたテーブルクロスが掛けられたお店や横浜中華街にも行って散財すればいいと思います。そうしないと何時までも自分自身の基準が「餃子のXX」では情けないし、視野が狭すぎます。
会話の中で「スXローはXX店より、~~店の方が美味い」なんて恥ずかしい内容になります。
「==の餃子」はあの支店がが美味い、なんて言うレベルも嫌です。
「餃子」だけに絞っても「何処が美味いって?」、ここ桑名には比べるだけの店舗数がが無いです。
自分の知らないレベルを否定するのは、結局のことろ、その人の料簡の狭さです。
中華料理を評価するなら、本当の中華料理を一度は食べてみるべきなのです。
」
この冬の寒い朝に、水で豆を洗うには、それ以上の得るものがあるから出来るのです。
私たちは、スペシャルティー・コーヒーを焙煎してますが、国により水資源が貴重な場所があります、そこでは完全な精製が出来ません。だから、この日本で洗うのです。
何度も言いますが、コーヒーは嗜好品です。好きなものを飲めばいいです。ただドロを飲んで「美味しい」なんて基準は私には疑問です。その飲みなれた味がその程度の基準なら、それはその人のそのものなのです。
1980円のランチ・ビッフェで、常識なら「キャビア」が本物な筈がないから笑えるが、「偽モノ」だと分かって怒る人がいる。「金を返せなんていう」(今はそんな人ばかりだ!)
喫茶店で飲んだ後に、水が欲しくなるようなコーヒーはちょっと考えた方がいい。
水が美味しく感じるコーヒーなんて、本末転倒です。
たかが、コーヒーです。されど・・なんてありません。
先ず最初に、自分が飲みたい珈琲があるだけです。ドロは飲みたくはないだけです。