あまりSCAJ事は書くことはないですが、今回は特別です。
私の知人の【刈込さん】(関東A)が2年連続優勝されました。おめでとうございます。
その時に実際、当店の顧客さんで盲目の女性も一緒に見学、投票されてまして、彼女が選んだのはまさしく彼のカップでした。(カミさんが証言)
次回の講座は是非桑名にお呼びしたいと思います。
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皆さんが生豆を購入される時に何を基準にするのか❓
否、それ以前に日本に輸入される以前の話から書きます。
実はこれ、輸出側と輸入側の立場で大きく違います。
例えば、輸出側のブラジル🇧🇷の場合を示しますが、単純に書けば【珈琲鑑定士】の仕事があります。この段階で精査し評価しても、例えばナチュラルで果肉が付いた状態では絶対に日本に来ないわけです。
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日本🇯🇵に輸入する前の段階でニュークロップが空輸され、輸入商社(例えばQグレーターやバイヤー)が経験を通して精査し購入銘柄を決めます。
つまり、日本に輸入された時点で、最終選別まで進んでいるということです。厳選された豆です。これを再度評価する意味はまずないのです。
既に充分に厳選された豆だと言うことです。(笑)
クズ豆が入ってるわけがないのです。
ハンドピック自慢してる焙煎屋は一体何にこだわってるるんだろう。だから生豆購入先は気をつけろ。他人の判断を信じるな。自分の舌だけを信じろ。という事です。
騙されるな!
悪い奴の方が数倍悪知恵があるのです。
アホな先輩を信じたらダメです。
仕事でLINEなんか使わないのです。
「原袋だから大丈夫?」
そんな奴等は当然、再度縫う為にミシンも持ってます。(笑)
サントスNo2❔そんなものは実はない。
便宜上そう呼んでるだけ
一番安心な方法は?
良い商社を選ぶことです。
魚屋でいう仲買人です。
選択した豆を焙煎する段階でも評価が大きく変わります。ここを浅煎りで統一すれば評価的なモノは出来る筈ですが、反対に深く煎れば、Qグレーターのカッピングでは沈んでしまいます。統一基準も出来ていない。
最も大事なことは、実は、コマーシャルコーヒーをどう精査して、大量生産品を同じ味に通年で統一していくか?
大手メーカーの紅茶やウイスキーのブレンダーの仕事と同じことです。
多分、刈込さんが勝ってるのはそこが判ってるからだと思います。また、特定の場面でしか通用しないモノは偽物です。
私は一般小売なので、評価済のスペシャルティーコーヒーを買って、ペーパードリップで評価するだけです。それでも狂う。
顧客との差が、ミルが、違うからです。
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こだわりを持たないことです。
基準なんてない訳ですから、こだわらない感性です。
今、ウイスキーブームで国産が高い価格で取引されてる銘柄がありますが、昔と全く違いますし。
私は昔から大嫌いです。
シングル・モルトを有名にした、あの銘柄も、その時は最低の味でした。世間はCM見て絶賛してました。
最近、話題になりました話、市場で最低価格のワインを瓶詰めにしてラベル変えたら品評会で優勝したような話。
拘るとは、ずっと同じ生地で同じ仕立て屋で同じスーツを何着も作ることです。
シーアイランドコットン(海島綿)でYシャツを仕立てることです。
そんな古き良き時代は終わりました。
でも高校生になったら、親に連れられて丸善で万年筆を選ぶこと。
売り場のお姉さんの見とれてしまう。
今度はひとりで丸善に行く。
これが拘りです。
万年筆なんてどうでもいい。
そんものに拘ってる暇はねえ。
万年筆に拘ってます?
知らねえよ。どうでもいいぜ。