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下るもの、下らんもの・・・

2015-12-09 | ◆日記・エッセイ・コラム

語源はご存じ、良いモノ、評判なものは京の都から江戸に運ばれる・・・これが【下るもの】

その反対に【ヨロシクないもの】「下らんもの」となります。

私は、この「下らないもの」が好きなんですね。「上方落語大好き!」

最近を徐々に身の周りを処分しています。

っま、色々ありますが、実際、こんなものに金を使って無かったら今頃・・・とは全然思いません。バイクもカメラも邪魔ですが、それは遊んだカスです。そういう無駄が有って、今の自分があります。

去年は、日本中、あちこち、例えば備前長船とか、関とか、日本刀を注文しようと行脚を重ねましたが、結局、これだと思う刀匠に巡りあうこともなく今に至る。そんなもの持っていても座敷に座ってポンポンと手入れするだけでしか、使い道がありません。時代劇でやってる、ポンポンです。

名が有る,無いではなく、若い刀匠のものが欲しかったわけです、今でも何人かは候補は名前が挙りますが、その旅ではバチンとくる本人にも出逢うことはなかった。

「もの」には出会いがあります。

モノが集まる人を、【物好き】といいます。嵩じれば【数寄者】です。

三重県では川喜多半泥子が有名です。愛知県では森川如春庵

その一生を他人からみたら【遊行】にかけた人です。

私の曽祖父も【遊行】に生きた男で。奥さんを7回替えたのは皆の知ってることですが、死に際も一銭も残さず「寿司代」だけ残っていたそうです。私が5歳くらいの時に亡くなりました。

この年末に「叔父」に逢ったら、そろそろ詳しく聞こうと思ってます。

誰がどう生きて、どう死んだなんてのは、3代も経てば誰も覚えてないわけです。

人の一生など、今からあなたの一生書けと言われればA4用紙一枚で足ります。

ノーベル賞でも貰えば他人様が書いてくれますが。

何を【下らん】と思うかは、人それぞれです。

私は【決断のない人生もつまらない】とおもいます。

誰もが何度も多かれ少なかれ人生において色々な決断を否応なく迫られるわけですが、ここでいう【決断】とは自ら進んで選択することです。しなくても良いかもしれない

安定から、波乱へ

定住からの移動

集団から、個へ

これらは決断です。

脱サラで成功した人を観察すると、間違ってサラリーマンをしていた人達です。それと、サラリーマンとして仕事が出来た人達だとも思えます。

他人からみて「下らない事」を一生懸命にしているひとは、一杯の引き出しを持ってますから楽しい。

「下らなさ」を理解出来ない人は多くは金銭的に勿体無いという金銭判断でだけで考えてますからスグ見透かされます。

DVD見てりゃ、世界旅行なんてする必要ないでしょうか?

結局そういう人が一番騙されることが世間では多いのです。(笑) 何故かというと【冥利】が見えない人だからです。【冥利】とは仏教で、隠れた利益のこと(辞典には多分載ってません)。

変な言い方ですが、私はわざわざこの「場」に来てくれる、講座を受けに来てくれる方は、100%以上のパワーで接しています。立場は同等です。決して師匠と弟子ではありません、同等です。何故なら、皆、一国一城の主だからです。責任は私なんかよりも重いかもしれません。

だから、時間が有る限り色々な事は伝えたい。しかし実際は双方ヘロヘロになります。

それがこの【場】に有る【冥利】です。(わからない人もいます)

実際、この【場】に来る人達は「頭」はいいわけです、何かオカシイことを薄々感じています。手前味噌ですが、「来ただけで価値のある情報」はお渡ししています。

前にも何度も書きました、美味しさは生豆60%、焙煎30%、抽出10%は言えてると思います。ここです。その他、諸々です。持ち帰りして頂くのは【自信】です。

これがこの【場】に来て一緒に煎った経験からしか得ることが出来ません。それはどうしてかというと皆さん各自が人生で色々な経験を積んでいるからです。自分自身で得たもので私はそれを「判りやすく」見せただけです。

焙煎なんて【下らん】ものです。だから楽しんでやれば良いのです。価値がある凄い技術なんて思う人が「焙煎士」なんてありもしない名称を自ら名乗るわけです。私はそういう自己欺瞞(アホです)だけはしたくありません。してほしくもありません。

自分に嘘をついても楽しくないと思うのですが、、、、

そして、【Cafe】が天職だとも思って欲しくはありません。ただ第一歩、あるいは第2歩目だという意識ありだと思います。小説で例えるなら第1章、第2章・・・と思ってもいいのです。

脱サラする人も、今思いついたのがたまた【Cafe】で、天職は他に有る可能性の方が実は多いわけです。その時に、自分で決断することです。

他人から見れば【下らん】ことを一生懸命やって来た人だからこそ【冥利】が見えるころもあります。

私は私の実に【下らん】人生を生きています。

明日嫌になれば、【Cafe】は明日の日でも閉めることが出来ます。事実【Evans】は結局2年間で数日開店しただけです。家賃は400万円は無駄と思うか?

それは【下る】【下らん】というよりも・・・・・・・次の章がまだ見えるかどうかです。

この400万円の価値が有ったかどうかは判りません。ただ、金持ちでも、そんなにアホでもないから目に見えない何かの為に家賃を払ってます。

1円でも安い処で買うという行為は商人にはありません。

今日はメガネを新調しました。価格は1週間後に取りに行くときに判ります。

今は作りませんが背広も、「靴」も同じですね。

寿司屋も価格はわかりませんね。

住んでいるこの小さな家も、イメージ伝えただけ・・それは皆、信頼しているからです。それでも「タコ焼き一皿」350円は買えません、高くて(間尺にありません)

 

ああ、先日、関市の大きな会社に立ち寄って品受けして現金で支払ったら、女子従業員が「総務が領収書は出ないっていうてるんです、印紙が勿体無いからって」何百人の会社です。それは社風・風土だから、それで了解ですが、商人以外は怒りますね。

家は大きな買い物で皆さん慎重になりますが、これだけはお伝えします。

家を建てるのに、雑誌を読むとセールスマンの人柄で決める人が異常に多いのです。アホです。私は大工さんで選んだ方が良いと思います。

一生の買い物なら、その建設会社の社長さんと逢うべきです。どんな大きな建設会社(一部上場でも) あなたが一生の買い物なら、逢ってくれる会社で建てるべきです。

1円でも安く買いたい方は、見えないところで必ず手を抜かれます。(抜かざるをえないから)

コーヒー生豆も同じだということです。(笑)・・

結局、【冥利】が見えない人が、殆どネットで騙されているという実に【下らん話】で落とします。

 

◆新刊書店で座って真剣タダ読みするジジイには、「己」も「未来」もありませんや。皆さん観察して下さい彼等を、乞食です。一人前の人間としての尊厳がありません。読書家なんてどんでもありません。

男には矜持ってものがあるでしょう。

ただで本読んで(図書館じゃねぇ)得した気分でしょうかね。

そういうジジイにならないことです。スーパーについて来る男も恥ずかしい。

 

 


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