What are you believe in ?
半熱風式 と 直火式の安定度の違いの話からです。
安定度から言えば、当然ながら 半熱風式です。まあ、当然ですね
直火式はバーナーの火が網を抜けてダイレクトに温度センサーに影響しますので暴れますから、これを制御するには多分、ノーマル機では無理です。風量が足りません。関東は特にです。
そして、インバーター制御も必要です。
煙突と状況の把握も大事になってきます。ダンパー云々抜かす位なら、煙突近くの風力計の方が何倍も大事ですね。常識です。
当店の場合は1キロ機も、3キロ機も、1ハゼ、2ハゼは同じ温度です。これも当り前ですが、直火式の3キロ機は、徐々に温度が上ズレします。
当店機はファンを換装してますから風量はかなり上がってますが、未だインバーターがないので、安定までは少し遠いです。
しかしながら、安定していなくても、ブレが読めてますから普通に焙煎しております。
さて、揃わないものは仕方がないです。それ相応の焙煎をすれば立派に焙煎が出来ます。揃えば最良ですが、あくまでも焙煎を知る意味において本来は揃うものだということです。
クドイですが、
あなたの焙煎機で同じ銘柄の豆を数連続して煎ってみて下さい。
本来なら当然同じ温度データの連続する筈が違っていれば、
そんなデータを幾ら集めて解析しても全く意味はないということです。
アホでも判りますね。
毎回、ハゼ温度が変わるわけがないのです。
誰よりも一番正直なのは「コーヒー豆」なのです。
次に温度計さん、彼も正直過ぎて騙されるのです。しかし狂ってはいません。
直火式が決して難しいわけではありません。が
現実問題として、当店の焙煎教室で受講された方は現在9割以上が【半熱風式】を選択されています。
何も知らない初心者は、ただ方式が違うだけだと思い【直火式】を選ばれるようですが、残念ながら、こういう方は中々焙煎が判らないでしょう。
けれど、コーヒー焙煎が決して難しいものだと思わないようにして下さい。
【豆温度】と言いますが、豆の付近の雰囲気の温度だということ。
「ダンパー」操作なんぞで味が変われば天地が引っくり返ります。
それは「熱量」の与え方が変化することに過ぎません。
熱学的な根本なモノは変わりはしない。そこを押さえておけば良いのです。
その日の気圧・湿度でダンパーを微妙に半絞り操作して味が変わるというなら、毎日分解掃除して、安定化電源を使い、煙突は外風に全く影響されない特殊環境は必須でしょう。
「ダンパー操作の妙です」と言いながら「味がこんなにも違う」なんて焙煎自慢出来るのは
「同じ色だからそう思うだけで、実はそこがマジックにタネなんです、焙煎は色では絶対に判断出来ないのです」
だから、反対に世間では、「焙煎は色で判断するのです」と流布されてます。まさに思う壺です。
さて、直火型を購入される方は、まず、半熱風式で、その熱学的な焙煎の基本を学ぶことです。
難しく言う奴はアホです。何故なら焙煎は作業だからです。
作業とは単純なのです。プロ程単純なものです。
現在も色々な意見が飛び回っています。「釜が窒息してる」とか(爆)、二十日鼠でも焙煎しているのでしょうか?
1ハゼ、2ハゼはどんな銘柄でも同じ温度です。だから1キロ機、3キロ機でも同じ温度です。
これを最初に信じないと、あなたは一体何を信じるのですか?
日本の焙煎には「基礎」が、つまり根本となる思想がないのです。
下から熱して、上から逃せば(ダンパー)、何一つ信じれるものはありゃしませんぜ。
下(火力)10段で済むことを、上(ダンパー)10段も同時に弄って、10X10=100通りにしています。
だから、言ったモン勝ちでデタラメがまかり通る。
説明など出来るわけなく、「企業秘密です」と・・(爆)。
必要なのは「礎」(いしづえ)です。砂上の楼閣を作る人が多過ぎます。
当焙煎講座では連続焙煎して銘柄関係なく同じ1ハゼ、2ハゼ温度です。
ここから、始めましょうぜ。
私はマギー司郎さんのマジックが大好きです。
あの縦縞のハンカチを一瞬にして横縞に変えるやつです。
つまり、90度ヒネルだけです。
そんなプロ焙煎講座をやってます。
必ず一日で理解できます。その程度のものです。
焙煎機はフジローヤル製です。
他社を評価する経験がありません。だから勧めることも出来ません。
フジローヤルか?
ギーセン か プロバットしかないでしょう。