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ネルドリップのプロ講習 オールドビーンズ

2020-08-08 | ◆日記・エッセイ・コラム
OLD BEANS って

◆ ベンチマークとしての銀座カフェ・ド・ランブルさんがある。

数寄者としての焙煎家。それと極く初期の自家焙煎珈琲店という立ち位置からの「抽出」だと思います。
ネルドリップは深煎り豆をユックリと落とすことではありません。
そこを狙えば誰でも出来ます。(申し訳ないです。)
そして、それで一般大衆は満足するでしょうけれど・・。
勿論、それも有りでしょうけれど、そんな絵に描いたようなものは三日やればば飽きる。真実はもう遠くて少し深いかもしれません。
(ここでは書きません)
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◆ ネルドリップは特別ではない。
けれど、マニュアルではない。マニュアルなんてクソ喰らえである。
素人程マニュアルを欲しがりますが、残念ですがマニュアルはありません。意味がないからです。これ読んでも意味が理解出来ないと思います。
(ここでは書きません)

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◆ オールドビーンズの定義は?保存期間は?
自分の「都合」で言えば10年を経るっていうひとがほとんどだろうけど、
30年という人もいますし、10年という人もいます。5年というのはありえないですが、私個人は20年~30年程度がオールドビーンズの期間かな?と思います。根拠? やはり、やってる人はやってるからです。
豆によっては、5年でピークかもしれません、10年で駄目になることもあるかもしれません。計算は出来ない。
自分の都合(年齢)で屁理屈言うのは最低です。

30歳で開業して貯蔵し始めて、60歳から売り始めて・・・・かなり厳しい条件です。S氏のように100歳まで生き延びれば普通ですけれどね。
昨今の60歳で定年なんて言ってる時間軸の話ではない。そして売ってる単価はコーヒー1杯は普通に700~800円。に過ぎない。

その間の利息も生まない生豆代・部屋代・電気代(除湿)なんて考えれば、こえはもう商売ではない
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◆ ランブルといふ北極星を追いかけて・・・
この講習では一体何を伝えてるのか迷うことがあります。
私達は講習で内田氏による北極星をお見せてしていますが、これがハッキリ言って中々手が届かない。
しかし、北(真北)に向かって進めるようには講習しています。
いっそのこと、北極星は見せないほうが良いのかも?
   
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◆ ネル・ドリップは「オモシロイ」という着地点を目指してます
好きこそものの上手なれってヤツですが、それが数寄に繋がってゆく。
深煎りで「ゆっくり」は平凡過ぎて何もない。

原点は「琥珀色した美味しい珈琲」

最初にこの「北極星」があって、次に方法(ネルドリップまでの遠い道)があるわけですが
世間ではこの逆ですね、差別化の為の「ネルドリップ」が最初にある。

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◆ 10人10色の抽出の中でのあなたの「珈琲哲学」はあるか?
自分なりの「フィロソフィー」は独りよがりのソレではない。自分自身を落とし込むプラットフォームのようなものを持っていれば「ブレることはないと思います。お客に翻弄されることもない。頑固ではない「しなやかな」フォームがあれば良い。深煎りだけでは残念ながらコーヒーを判っていないことになる。(私も最初そう思ってました。恥)

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◆ 細部に宿るプロの意識といふもの・・
私(毛利)自身は、直接授業に参加していなくて、講師さんの触媒として参加者各位に火をつける「役目」です。

ネルをキチンと「縫う」という作業を通してのみ、ネルドリップへの道があります。これは一事が万事の例えあり、幾ら自分の都合の良い言い訳を考えても、結局、出来ない人は、プロとしてやる気がない人だと思います。

すくなくとも数寄者ではない。

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◆ 私は残念ながら関口翁にはお目にかかったことがない。書籍を通じて横顔を知ってるだけである。そして内田講師を通して翻訳をしていただいているが、今の時代にもこれだけの数寄者はまずいない。それは派手ではないけれど、本気だという本領でのこと。

ハリオのV60が雑誌で大評判(それが広告だって)だからって素直に使って下にハカリと時計で抽出してる「カフェ坊」には絶対に理解は出来ないことであろう。多分、もう200回は書いてるだろうけれど、意味も理解できないであろう。決して嫌味で何度も書いてるのではない。

まあ、その「前に」時間軸が違い過ぎる。

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フジローヤル R-440 という汎用品

受講者には御見せした北極星の位置は、残念ながらもう届かない位置にあります。
今回の講座は少しだけ追加した項目は、フジローヤルR-440を使ってという現代的な取り組みの一例です。今後のネルドリップ講座ではここも重点化いたします。

これ以下のミルでは無理と書いておきます。どんなドリップでも最低R440です。
これで茶漉しや篩(メッシュ何種類かを試し) ロスを10%前後にしてゆきたい。

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◆ 最後に多くの人が勘違いしてる事を一つ、焙煎機を真似ても、実は中身が全く別物だということを書留めておきます。
だから、数寄者と真似者は全く違う次元だということですね。
ハッキリ書こう「ブタ釜」なんて買わないほうが良い。
自分で理論通りに内部改造出来る人だけが、昔から持ってる古い釜を次々に変化させていった外側OLD、内部NEWなのだ。

take care


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