私が感心したのは、彼自身がお世話なった人々に折に触れ自分の親を呼んで紹介というか、挨拶をしてもらってるということだ。
つまり、これだけでも、彼の人間性が分かるということだ。
今の世の中はともすれば、独りよがりで、自分だけで勝ってきたというおごりが見え隠れする人が多いが、彼自身の判断で親を東京まで呼んでいる。
見知らぬ人からずれば「彼は運がいい奴だ」と思われるだろうが、しかし考えて見たまえ、普通にお医者さんに通院してだけで、気に入られて「君、うちの医院の雑用をやらないかッ」とまで最初の話をいただくのは、正直その彼の持っている善良なオーラだと私は思うのです。否、それ以外に一体何があろう。
騙されて大きな金をなくしたことも有ったらしい。勉強代として捉えてるらしい。
【徒手空拳】(トシュ クウケン)と
は裸一貫という意味だ。食い繋ぐだけで精一杯の日々の17歳が多くの人を雇えるように成れるまでの詳しいストーリーは分からないけれど嬉しいじゃないですか?
立派なサムライです。
どんな大企業にお勤めで直属の部下が100人200人3000人いようと、自分が給料を払っている人は1人もいなわけです。自分自身も会社から貰っているだけなのだ。申し訳ないが中途退職して独立して初めて一人前である。
ただ社内政治に勝っただけです。
特にこの東海地方では、例えば名古屋大学を出て東海銀行か、トヨタ自動車に入るのが夢だという高校生が多い。親の影響も多分にあるだろうが本気で思ってる、虫酸が走る。
名刺は立派だが同窓会で割り勘で呑んでたりする。虫酸が走る。
会社定年になれば名刺は本の「しおり」
くらいの価値しかない。(笑)
私も彼もたぶんそれを最初から拒否している。商家に生まれると、サラリーマンになってる奴は一族の中でもヨイショはされるが実は下に見られている、自分の実力があれば自分で事業をするというのが生き方なのである。それが小さな屋台でも良しである。鶏口牛後である。
トヨタの偉いさんで退職をして5000万円の退職金もらって、その帰り道にフェラーリを買えるような人はいないだろう、自動車メーカーに勤めていて、車が好きで入ったわけでもない、定年退職したら、カムリあたりでディーラーで威張るぐらいが関の山だろう。下手すりゃプリウスだぜ。Zも買えないだろう。
世間では、30代、40代で買ってる人は多い。
さて、最近は体調は悪かったので「導き」といいう観点から、このブログを書いてますが目的はないんですけれどもね、
どんなに立派な企業に勤めようと病に倒れ、終わってしまった人達も沢山知ってます。
何のために自分で起業するのか?
そこのモチベーションがはっきりと分かれるのです。
①会社が潰れたので起業する人
②最初から会社なんか勤めたくない人の違いです
どっちがいい悪いとか言う問題ではないですが、起業する不安感はサラリーマンと天と地ほど違います。
私はそこそこのジジイになりますが老後のことなんて実は一回も考えたことがないです。
マスコミに煽られて馬鹿な株式投資をする人も多いです。
老後死ぬまでに何千万円必要だと不安にあおられますが、
残念ですがお金がないから死ねなかった人はいません。金があっても無くても全員必ず死ねます。
中途半端な年金貰うより、生活保護のほう方が実入りがいいという笑えない真実もあります。(笑)
そろそろ終わりますが、【損得勘定】で生きてる限り上手くはいきません。これだけです。【導き】がある人生が普通です。
盗っ人には絶対にないです。
その彼の親と私は仲が良い。