このR-101機を単独排気(独立排気)にしても、全体として焙煎仕事の効率自体は上がりません。
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独立排気(単独排気)をするというのは、連続焙煎が目的です。
195℃で豆を釜から出したら、次回の連続焙煎の投入温度は少なくとも175度~165度まで落してします。その温度に落ちる迄までの時間内で冷却槽の豆は充分と冷たくなっているということです。
■豆を放出して送風レバーを冷却側に切り替えたら、ダンパーは全閉にします。(これは冷却吸入効率を上げます)
■釜の蓋は放出後に閉じます。(外気で急激に温度を下げない為)
【具体的には】(当教室の例)連続焙煎です。
初回は、 180℃で投入 (例えば、それで焙煎完了放出が195℃だとします)
次回以降の連続焙煎は、この場合は160℃(消火状態で投入) ボトム点で再点火します。火力もダンポーも初回と同じ操作で、焙煎時間も同じ範囲に収まります。
要するに、釜の温度は急には下がらない、その時間内に焙煎豆は冷却出来るということです。
特に独立排気する必要はない。送風量も標準で充分です。