既にコーヒーの焙煎機はコンピューター化が出来てますね。高級な焙煎機です。何故出来るかというと、焙煎はただの単純作業だからです。職人技でも、勘仕事でもないからです。
昨日書いた自動車と同じ、キャブレター時代でも車は普通に動きました。(当り前ですが)、コンピューターが入って制御がキメ細やかになり全てに点においてキャブレターよりも格段に優れてます。
感性という点で、昔のSOLEXの吸気音が堪らない、気持ちいいという旧守派はいます。ただ現実は凄く遅いし燃費も悪い排ガスはダメダメ。 つまり感性とは気持ちの問題です。
焙煎機がコピューター化されるという事は、アナログデータが充分有るから出来ることでもあります。
こんな事書いてますが、コンピューター化された焙煎機は実際に操作したことも見たことはないです。(高嶺の花です)
それでも、その日の気温や湿度を入力することは、おそらく無いと想像してます。つまり意味が無いから、同じくダンパーは不要の「インバーター制御」ですから「蒸らし」なんて入力も無いんじゃないかとも勝手に思います。
入力に対してどう出力されるかは設計者に委ねられます。上記の場合、気温1度、湿度1%で現実にどう出力変化させれば美味しい珈琲に仕上がるのか、そのアナログのデーターが必需ということです。入力だけで出力させない(笑)のはインチキですが、
「蒸らし」も同じくアナログデータが有れば電子制御出来る筈です。
今の時代の自動車エンジンは幾多のセンサーで制御されて非常に高い効率で動いてます。焙煎機と比べれば遙かに高度な次元ですが、コーヒー焙煎機もコンピューター化させる為には、高度なアナログデータを基にプログラムを駆使する筈ですから、「蒸らし」プログラムが有れば、その方はアナログデータとして「蒸らし」を持ってるわけです。
「気温」湿度」の入力が有れば、それを反映させるだけの現実のデータがあるわけです。それが有るか無いかは私は知りませんが
「今日」煎ったA銘柄1キロを、「明日」煎っても私のデータは変わりません。
もし、変化する人がいるなら、【生豆】の状態が変わったのではなく、外風が煙突に影響したり、炭焼きの方はその燃焼状態が違ったりと、他の要因だと思います。私の焙煎機は煙突がありませんので、室温もエアコンで一年中同じ条件ですから、データはブレません。
もし北海道で外気温の工場で煎ってる人と、店内空調で煎ってる人は、季節によて生豆の温度も大きな差があるかもしれませんが、そういう差(ブレ)や焙煎機のブレを【職人芸】とか【勘仕事】で片付けるのはおかしいのです。経験則だ!と言うなら、それこそデータですから公表すれないい。
ダンパー派、より高度な「インバーター制御派」がいても、そのイン派も当初はダンパ派だったわけですから「雰囲気的な蒸らし」はイメージとしてだけ理解だけ出来るかもしれません。
制御はインバーターの方が絶対に優れています。
今の時代の車好きの人は「キャブレター派」の理屈に耳を傾けることはないと思うのです。同じくダンパー閉め気味にして「蒸れる」なんて茶碗蒸し作ってんじゃないわけですから、実証データを公表しない「職人芸」なんてクソ喰らえ・・・です。
職人というのは全部見せてくれます。隠れてカンナ掛ける大工さんはいません。書家も同じ、
秘伝とは「誰でも簡単に真似出来る」から秘伝なんです。
CAFEを目指す若い方は是非とも旧守派のたわごとを鵜呑みにしないで、是非焙煎まではして下さい。簡単です。焙煎は技術ではありません。作業です。
深煎りなら小学生でも出来ます。技術は「0」です。終点まで居眠り運転出来ます。
「0」です。