世の中そんなものです。

先日、近所のホームセンターの農機具売り場を覗いたら、米袋のコーナーに「コシヒカリ」の名前が印刷された袋が沢山売られてました。これに入れればコシヒカリが出来上がるわけです。
 
コーヒーの世界でも、よくいわれるのはブルーマウンテンの輸入量の３倍が市場に出回ってるとのことですが、多分３倍っていうもの嘘でしょう。誰も計量したことはないと思います。
この場合の３倍とは【何倍もの】という暗喩です。
 
良く言われるように、決まった標高の規格以下のものをランク上げで売ってることも多いでしょう。
 
８００Ｍ－１２００ｍを決まっていても、当然、それ以下でも当然栽培させているとすれば、等級偽装は簡単です。
 
和牛、この三重県では松坂牛が有名ですが、その業界の線引きはあるのでしょう。
 
だから、当然ですが、当店では「ブルマン・ブレンド」をお客様の目の前で３０％配合しています。１００Ｇ　９８０円ですが
よそに行けば、同じ「ブルマン・ブレンド」が６００円かもしれません。
 
それを選ぶ人は、内容より価格で選択しているわけですから、これはもう騙す騙さない以前の問題です。
 
香港の有名な海鮮料理店でツーリスト向けのセットメニューを注文したら、魚は冷凍解凍したものを使ってました。まあ、タイミングも悪かったですが、まあ、安いのは何らかの理由が必ずあります。
 
安売りのスーパーの特売品は消費期限が短いとか？
 
それは笑い話で済みます。
 
笑えないのが、マンションの耐震偽装で、世の中一筋縄ではいかないと、つくづく思うのです。
 
ああ、書き忘れましたが、安いフグの鍋、あれも安いのは、それなりのフグ材料です。
 
安くて、良いものなど絶対にありません。
 
安くて良さそうに見えるものばかりです。