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コーヒードリッパー あれこれ

2015-01-19 | ◆日記・エッセイ・コラム
コーヒー・ドリッパーの各社の違いについて

■実は、私を含めて、焙煎屋さんも、喫茶店主も、本当にドリッパーに関して博識の方はとても少ないと思います。皆無だと思います。但し自分の使っているドリッパーに関しては知っている程度です。あるメーカーの営業社員さんは、自社ドリッパーの本当の使い方も知らないんです。


■どれが良い、悪いという点から話をするにしても、理論上そのドリッパーが完全でも、肝心の人間様がブレることも、その反対もあります。或いは、1~2前は完璧だけど、業務店として3個並べて同時は無理とかもあるでしょう。一般的には・・

1穴
2穴
3穴
その1穴でも大きな穴、小さな穴があります。そんな事は誰でも知っていますね。


■生まれ故郷(国)によって、そのドリッパーの性格は違う。つまり国民性やその国の珈琲豆の販売形態などにより性格付けされたのがコーヒードリッパーですから、

豆の挽き方と使用量(国民性を含め)
焙煎度
湯の温度
煎れ方・タイミングなど、求めて来る条件が当然違って来ますなら、それに合致していないと
上手く煎れることは出来ないのです。


ある国で一番売れているドリッパーが日本では売れていないという現象もおきます。それは、性能が悪いのではなく、営業力不足とか、豆の販売事情が違う、国民性(ケチとか、言い替えれば合理的)が違うなどの多様な原因です。そういう意味で


■現実問題、焙煎屋さんも、喫茶店主も知ったかぶりをしてるだけで、本当に知っている方はいないのです。業務用と家庭用は違うのではありません。ただの勉強不足(私も)だけです。(まあ勉強する必要もありませんが)その生産国でのコーヒー豆の販売形態を知らなければ、ドリップの方法は判らないのです。残念ですが・・・余程の方でないと知り得ないのです。

ペーパードリップに関して、例えばYOUTUbeで見ても、条件が一定でないから、単純に言えば皆さん間違っています。私が教室で教えているのは、日本の焙煎屋にとって一番都合の良い方法であり、それはたとえばドイツ国内では通用しないのです。

あくまで日本の焙煎屋側にとって現在、都合の良いドリップ方式、言いかえれば日本向けの方法でしかありません。商売的には消費が大きい方法です。

ある一定の範囲だけで通用する理論を「独りよがり」と言います。

日本の珈琲焙煎も実体はそう言えるかもしれませんね?(笑)

つまり世界スタンダード(世界標準)ではないということです。

世界標準とは、かってのIBM 、今はPC世界のOSですとマイクロソフトのウィンドウズように、市場を制した機種の仕様ですね、それでも分野によって欧州と北米では標準が違うことはよくあります。

そういう事情の上に「ペーパードリッパー」は成り立っています。良い悪いもありますが、根本的な考え(或いは合理性)の違いから勘違いされている方も多いと思います。

また、今現在も日本の喫茶店主の方法が一般的に流布されてますが、それが欧米の基本とは全く違うこともあります。

時間が有れば。そういうことを今後書いて行きます。 まず常識を疑うことです。その中に選択の自由がある。

イタリアでは誰ひとり「スターバックス」のエスプレッソを本物だと思ってないし、現実に店も少ない、それはシアトルのアメリカ人が考えた「イタリアみたいなもの」なのです。それでも商売が上手ければ良いのです。

アメリカで見かける「ジャパニーズ・レストラン」が韓国人経営の鉄板焼きだったりするのと同じです。

兎に角、焙煎屋、喫茶店主も何も知らないのです。知ってるフリをしてるだけです。

チャンチャラ可笑しいわけです。

一穴、3穴、どちらにも言い分があります。それはそのバックグランドの違いからです。

スーパーマーケットで挽豆を買う方と、焙煎豆さんで買う方とは粉の粒度がそのものが大きく違うし、金銭的な余裕も違いますう。

何を基準にしてもいいのです。そしてその基準から外れていてもいいです。他の国の標準でもOKですね。コーヒーは国際商品です。世界中で飲まれています。そして、日本人は「味覚」がとても発達していますから違いがわかります。

■焙煎屋という立場を離れてて、一般論でも、日本方式でもいいですが、良い悪いは、全部知って、そのバックグランドにある何かを知れば良いわけです。世界で売れている「ドリッパー」が日本ではあまり見掛けないのは、ある意味、日本は戦後ずっと最低のコーヒーだけが流通していましたから」「ガラパゴス的に」発達したことも原因の一つかもしれません。


名古屋にある「ボンタイン珈琲」の方式って、その意味では日本的に発達した理に適ってる方式だと思います。他にもあるでしょうが、現況不足でしりません。


■固定観念を持たないのが肝心です。世界に珈琲がある。世界も知らないのに日本が「一番」とは言い切れない。

珈琲マニアは許せるけれど、決して「珈琲オタク」には成らないことだ。

世界は日々流れ移ろいゆく、その中で他人の価値観を認めない人を「オタク」と言う。
















































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