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「快食、快眠、快便」を座右の銘として実行すべく、その達成度と日々の記録やあれこれ。

防災トリビア

2005-08-15 14:55:35 | 気がついたこと


防災の危機管理を普段全くしていないカフェオレ一家ですが、先日文化放送アナウンサーで、防災キャスターの高橋民夫さんの講演を聞く機会がありました。
初めて知る話も多く、とてもためになりました。

皆さんは大震災などの災害時に、ガソリンスタンドがエイドステーションに変わることをご存知でしたか?
大地震のとき、ガソリンスタンドの近くにいたら怖いな~と思っていた私ですが、それは大きな誤解で、ガソリンスタンドはとっても頑丈に建てられているんだって。
たしかに、ガソリンスタンドがもろかったら危険だし、阪神淡路大震災でもガソリンスタンドが倒壊して出火元になったということはなかったそうだ。
エイドステーションに変わったスタンドでは、トイレや水の提供や情報を知らせてくれるそうで、従業員の救命救急の講習等も行われているとの事。
学校や勤務先で大震災に遭い、歩いて自宅へ戻る際などエイドステーションが休憩場所として利用できることを覚えておきたいものです。
ちなみに自宅外で震災に襲われたら、すぐに自宅に帰ろうとはせず、やはり安全確保が第一だそうです。
男性の革靴などでは20キロが限度なので、無理して1日で帰ろうと思わず、エイドステーションを活用して体力を温存しながら戻るのがベターらしい。

さて今度は自宅で大震災に見舞われたとき
一番いいのは、すぐに非難を開始せず、自宅にとどまることだそうだ。
自宅にどうにもいられなくなって初めて避難所へ行く。
その際、必ず家のブレーカーを切っていくことが大事です。
大震災発生時には停電することが多いので、電気製品を使っていたことを忘れて非難してしまい、電気が復旧して倒れた電気製品から通電火災が発生したことが阪神淡路大震災でも報告されている。
電力会社の広報車が電気の復旧を知らせても、町中が非難していて通電後の火災発生に誰も気がつかず大火事に発展してしまうということがあるという。
特に割れた熱帯魚の水槽のポンプなど、見落としがちだが危険がいっぱいだ
万一火災が発生した場合、初期消火ができればいいが、天井まで燃え移ってしまったら素人ではもはや自力で消すことは不可能なので、プロにまかせること。
とはいえ、大震災に消防車が駆けつけてきてくれるか疑問だけど、このことは平常時の火事でも覚えておくと焼死する危険が減るんじゃないかな。

災害用伝言ダイヤルの存在を知っている人は多いと思うけど、使った人は少ないと思う。
「局番なしの171」です。
例えば高橋さんは、もし出勤途中で大震災に遭ったら、「民夫です。無事です。何とかしてこれから文化放送へ向かいます。安全な状態になったら帰りますので、多摩川の河川敷で落ち合いましょう。」とメッセージを残す予定とか。録音か再生か聞かれるそうで、録音時間は30秒です。
毎月1日にテスト運用をしているので、使い方の確認や30秒でどれくらいの安否情報を残せるのか一度試しておくといいと思います。
テスト運用の日はメッセージは1時間で消滅
実際の災害時は48時間残るそうだ。
NTTdocomoでも災害用伝言ダイヤルのサービスをやっていて、docomoショップなどでその使い方などを書いた名刺大のカードをもらえるとのことです。
災害伝言ダイヤルは自分だけが知っていても意味がないので、家族や安否を知らせたい人にも教えて、イザというとき混を最小限に抑えたいものです。

大地震が起きたとき、ほとんどの人はパニック状態に陥ってどうしていいかわからなくなるものだけど、「慌てるな!」「慌てると怪我をするぞ!」と声が出せる人がいるかいないかで、被害の大きさが違ってくるんだって。
自分が声を出して周りを落ち着かせる自信は全然ないけど、知ってるのと知らないのでは意識のしかたも違うし、役に立つときがあるかもしれないよね。
それからエレベーター内で大地震に遭遇したときは、素早く全部の階のボタンを押すことが大切だということです。
最新式のエレベーターは、非常時には最寄の階に止まってドアが開くように設定されているけど、ほとんどのエレベーターはそうじゃないもんね。

他に高橋さんは、「笛(ホイッスル)」「ミニライト」「携帯ラジオ」を常時持ち歩いているとのことでした。
帰省したとき、電気の使いすぎでブレーカーが落ち、すぐ隣に立っている人も見えないほど真っ暗になって、すっごく不安だった。
そんな時ちょっとした灯りがあるとだいぶ落ち着くと思う。
そんな高橋さんから、防災の心得。

悲観的に準備して、

楽観的に対処しよう


みなさんも是非ご参考にしてください。
コメント (4)
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