ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

Mark Donohue : Can-Am Bridgehampton 1968

2012-07-16 | Illustration
私が関西の高校生の頃、毎週夜10時頃から欠かさず見ていたレースの番組があります。
番組タイトルは忘れたけれど、エレキギターのイントロに乗ってモノクロの画面に
ワトキンスグレンのエセッスを駆け上がってくる白い906が。

そしてピッタリ接近した車種不明なマシンが、次の左コーナーのインに飛び込み接触。
画面左に土煙をあげてコースアウトする906。
コース真ん中にストップしたその一台にさらに後続のマシンが衝突し、コースの先まで
スピンしながら飛んでいってストップすると同時に発火。

旧いレース関係のサイトに“世紀のデッドヒート”と言う30分番組があった…とあります。
これがその番組だったのかどうか残念ながら記憶にないのですが、おそらくそうかもしれません。

内容は当時のスポーツカーレースやINDY、たまにFIもあった気がしますが
それはともかくこのイントロ映像は今でもはっきり覚えています。
もうひとつ、最後にぶつかって発火するマシンがM・ダナヒューであることも。

後年、これがどのレースだったのかネットで調べてみました。
おそらく66年くらいでグレンということでUSRRCあたりではないだろうか?…。

で、判りました66年6月26日 GPワトキンスグレン。

ラップ18、周回遅れのジョー・ブゼッタの906と接触したのがジョン・キャノンの
Genie MK10。
ダナヒューのペンスキー・ローラT70が燃えたマシンだった。
長年のモヤモヤが解消されスッキリ。

※後日You Tubeに50年近く経って動画を発見しました!

Donohue and Cannon Watkins Glen 1966 - YouTube


ダナヒュー(ドナヒューでも何でもいいんですが)とくればSUNOCOカラー。
CAN-AMもIndyもF1もみんなあのブルーにイエローのロゴ。

というわけで久々に今日の1枚…。
1968年ブリッジハンプトンCan-amのウィナー、ダナヒュー&マクラーレンM6Bです。



一度描いてみたかった大好きな1台。
後ろに見えるのはブレット・ランガーのCaldwell D7CとブルースのM8A。
10号キャンバスボードにアクリルです。

ダナヒューって良く見ると結構精悍な顔つきなんですが、私の当時のイメージは
ポヨンとした気の良い兄ちゃんという感じなので、脳内イメージ優先で描いてみました。
気のせいか私の従兄に似ている気が…。

いつもお世話になっているM氏の“くるま村の少年たち”のサイトに早速アップしていただきました。

この年の秋に開かれた日本Can-Amでフジにやってきましたが、当時実車を見られた方の話では
このブルーはメタリックだった、とのこと。
また現在ヒストリックレースに出ている明らかに明るいブルーとは全く違う色だとのことです。
Sparkのミニカーも全然違うようですが、スロット作っている方はどうしているんだろう?
バンダイのキット改造もいつになるか判りませんが、そのうち作ってみたいですね。