わが家のお風呂場の出口に姿鏡を取り付けた。その鏡のおかげで最近は自分の体型が気になりだした。なぜか?腹部の肥満ぶりが成長著しく、露骨に写るためだ。特に横向きの自分を見ると超ショックだ。
「これは自分の(本来の)姿ではない」と思ってすぐ前に向き直るのだが、それでも恐る恐る、怖いもの見たさにチラチラと横姿を見て、その肥満ぶりを確かめてしまう自分がいる。
「道理でテニスの勝負で(ゲームが)長くなるとへばるわけだ・・・・・」
「ズボンがずり落ちやすくなっているのは、このためなんだ・・・・・」
ドルカスがこの状態を見るなり、容赦なく「肥満!」「病気予備軍」と宣告してくれる。ありがたい気遣いだ。
昔「ゴルゴ13(サーティーン)」という漫画があった。冷酷非道なあくまで自分流を貫くスナイパー(狙撃手)である主人公には、一つの癖があって、誰であろうと自分の背後に回る者を反射的に攻撃するのだった。
危険を避ける職業的反射行為らしいのだが、私はドルカスに宣言した。「いいか、私の横姿を(決して)見るんじゃあないぞ!」「わたしは横を見られるのが嫌なんだ。」「?????」
と言うわけで以後悔い改めて、肉量を減らし、船橋のおいしい魚と千葉のフレッシュな野菜好きになりたいと祈るようになった。断食が苦手なので、神さまに頼り、食べ物の趣向が変わるよう祈るしかない。御心ならば(正しい食生活と健康は御心ですので)必ず元の60キロ代に戻してもらえるはずだ。 ケパ