ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

勝ち負けの勝負が、心を育てる

2015年01月20日 | 健康・スポーツ
私はいつから?という記憶がつけようのない子どもの時から、ずっと本の虫だった。私を見つけようとすれば、学校の図書室、帰り道の書店、自宅の本棚にいた。今でも私はポケットに、読むべき本が入ってないとちょっと落ち着かない。本当に「青なり瓢箪」で「運動音痴」を絵に描いたような存在であった思う。こういう子は基本的に頭でっかちで、小さい時はいじめにあうものだ。これを高校時代まで続けた。

大学に入ったら絶対チャレンジしようと決めていたことがあった。あの、脳みそまで筋肉でできてるんじゃないかと思ってた、体育会系の部に入ることだった。そうでもしなければ、この文学志向のつまらない自分の殻を破ることは出来ないと思ったし、その最後のチャンスじゃないかと。
こうして全く異次元の世界であるテニス部に、およそ似つかわしくない者が入った。後で聞くと、部室にいたその場の全員が、「こいつは絶対ムリ」だと(~_~;)思ったそうである。以来45年間、スポーツという勝ち負け世界に、どっぷりと浸かり続けている。そしてどの程度かはわからないものの、中心は信仰だが、それと共に私の人間としての多くを(下記の通り)形づくってきた。

◯負けることは、勝つための唯一の道である。負けを受け入れて、そのことから学べなければ、次に引き上げられて勝つことなどはあり得ない。だから、素晴らしい学びを悔しさとともに教えてくれた勝者を、素直に祝福しよう。
◯戦う相手がそこに居るようでいて、実は彼と戦うのではない。自分と戦い自分に勝つのだ。その自分とは、想定し繰り返し体に覚えさせた、無心の自分なのだ。

写真は錦織選手。世界ランキング5位。こんな時代が来るとは! ケパ
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