ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

我々のための動物

2018年05月09日 | 感謝

人間が生きるために必要な動物がいる。羊、鶏、牛、馬、豚を五蓄と言って、家畜の代表的な動物である。これらはエデンの園では必要がなかったのだが、神があらかじめ人のために創造し備えてくださったものである。

進化論を信じている人には、例えば豚はイノシシから家畜として改良されたと思われてはいるが、たしかに交配させ、イノブタという一世代目はできる。しかしその次にイノブタ同士を交配させても次世代はできない。つまり進化した種として存在することができない。だから進化論者なら言いそうな進化したのではなく、豚という家畜も、神が人のために造ってくださった存在なのである。

私たち日本人にとっては、あまり馴染みのない家畜に羊がいる。鋭い牙もなく、角があって戦い用ではない。敵から逃げる脚力もない。羊は人間に守られ、飼われ、役にたって存在している。つまり、羊は人間のために造られた生き物(家畜)なのである。この羊は私たちにウールを提供してくれているだけではない、その体中、何ひとつとして無駄なところがないという。我々人間のために造ってくださった神に感謝しなければならない。

一昨日のNHKで、罠猟師の番組があった。獣害に一役かっているのだが、私が興味深かったのは全国的に鹿など、増え過ぎた獸は捕獲してほとんど焼却している事実である。もったいない、鹿肉にしたらいい、と言う話も聞こえそうであるが、話の種に一度食べてはみても、人々は続けて食べようとはしないとのことだった。私自身、イノシシ肉を何度か食べたことがあるが、強い野生の味がして、やはり牛、豚の美味しさにはかなわない。

本日の聖書の通読箇所(使徒の働き10章)で、神はペテロに、夢でユダヤ教では食べることを禁じられているあらゆる動物を見せ、そして彼に、
「ペテロよ、立ち上がり、屠って食べなさい」と命じられた。(10章10~13節)

これは異邦人にもペンテコステ(聖霊降臨)がくだされる示しであったが、福音がユダヤ教をパスし、世界宗教であるキリスト教を誕生させるという、神の壮大な計画のスタートでもあった。

この日、この個所の日の夕食に、私がユダヤ教で禁じられている豚肉を(全く意図してはいなかったのだが)おいしく食べ、これらを与えてくださった恵みを書いている。偶然はないので、本当に神様に感謝である。



ケパ





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