冬山で空気中の水蒸気や霧が冷やされ、樹木に氷の結晶がつく現象を霧氷というが、そのときの風の強さによってその表情やよび方もかわる。
風の弱いときにできる霧氷のことを樹氷とよび、氷の結晶が細かいため雪のように白く見える。一方、風の強いときにできるのは粗氷とよばれ、その結晶は半透明でキラキラと光り、風の吹いてきた方向にむかって鋭くとがった形をしている。
きょうは関西で霧氷の見れる数すくない山のひとつ、三峰山へいく。2日まえに天気予報を見ていて急に思い立ち、いつものメンバーに声をかけた。この冬一番の寒波がやってきてるので、きっと美しい霧氷ができているだろう。

近鉄榛原駅から奈良交通の三峰山行き霧氷バスに乗り、登山口をめざす。霧氷バスとはこの季節(1/7〜2/26)だけ運行されている臨時バスのこと。
登山口から不動滝までテンポよく歩き、滝のまえでアイゼンを付ける。ここからは勾配のきつい山道だ。足もとには残雪があるものの、木々に霧氷はまったく見えない。
不動滝から1時間ほどで中腹にある山小屋に到着。昼食も兼ねてここで休憩する。インスタントみそ汁がお腹にしみる。
小屋を出てさらに山頂をめざして歩く。すれちがった登山者のいってたとおり、木の枝に徐々に霧氷が現れた。
きょうの霧氷は、樹氷と粗氷のちょうど中間くらいの形だ。時おり顔を出す太陽の光があたると、ことばを失うくらい美しく輝く。そして足もとに枝々が影を落とし、そのコントラストがまた美しい。
一度この風景を見てしまうと、いくら寒くてもまた冬山に登りたくなる。そして気の合う友人たちとこの風景を共有するのは、ちょっとした幸福なのだな。Facebookで共有するのとはわけがちがう。

1時間すこし歩いて、ようやく山頂に到着。強い風に霧氷がバラバラと飛び散り、目のまえがまっ白になるなか登頂記念の写真を撮る。気分はアルピニスト。
八丁平に出て大台の峰々を望むが、雪煙でほとんどなにも見えない。まっすぐ立っていられないほど風が強いので、一目散に下山ルートをたどる。
風の弱いときにできる霧氷のことを樹氷とよび、氷の結晶が細かいため雪のように白く見える。一方、風の強いときにできるのは粗氷とよばれ、その結晶は半透明でキラキラと光り、風の吹いてきた方向にむかって鋭くとがった形をしている。
きょうは関西で霧氷の見れる数すくない山のひとつ、三峰山へいく。2日まえに天気予報を見ていて急に思い立ち、いつものメンバーに声をかけた。この冬一番の寒波がやってきてるので、きっと美しい霧氷ができているだろう。

近鉄榛原駅から奈良交通の三峰山行き霧氷バスに乗り、登山口をめざす。霧氷バスとはこの季節(1/7〜2/26)だけ運行されている臨時バスのこと。
登山口から不動滝までテンポよく歩き、滝のまえでアイゼンを付ける。ここからは勾配のきつい山道だ。足もとには残雪があるものの、木々に霧氷はまったく見えない。
不動滝から1時間ほどで中腹にある山小屋に到着。昼食も兼ねてここで休憩する。インスタントみそ汁がお腹にしみる。
小屋を出てさらに山頂をめざして歩く。すれちがった登山者のいってたとおり、木の枝に徐々に霧氷が現れた。
きょうの霧氷は、樹氷と粗氷のちょうど中間くらいの形だ。時おり顔を出す太陽の光があたると、ことばを失うくらい美しく輝く。そして足もとに枝々が影を落とし、そのコントラストがまた美しい。
一度この風景を見てしまうと、いくら寒くてもまた冬山に登りたくなる。そして気の合う友人たちとこの風景を共有するのは、ちょっとした幸福なのだな。Facebookで共有するのとはわけがちがう。



1時間すこし歩いて、ようやく山頂に到着。強い風に霧氷がバラバラと飛び散り、目のまえがまっ白になるなか登頂記念の写真を撮る。気分はアルピニスト。
八丁平に出て大台の峰々を望むが、雪煙でほとんどなにも見えない。まっすぐ立っていられないほど風が強いので、一目散に下山ルートをたどる。
急なお誘いにお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回はけっこう歩きましたが、あの絶景を見て疲れが吹っ飛びましたね。
あの美しさをなかなか写真に写せないもどかしさがあります。