Happyday of LUCKY

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ゴスペルでカタルシスを得る

2010年12月19日 | Life


妻と「クリスマス・ゴスペルナイト」へ行く。
ライブへ行くのは久しぶりだ。
会場には老若男女さまざまな人たちが集まっている。
わたしたちの前には就学前のこどもを連れた若い夫婦が座っているし、隣には還暦を過ぎたくらいの老夫婦もいる。
こんなに年齢層の広いライブもめずらしいのではないか。

ゴスペルといえばもともとはキリスト教の聖歌隊がうたう音楽であるが、いまではR&Bっぽいものからヒップホップ系のものまでいろんなものがある。
くわしいジャンル分けはわからないけど、とにかくパワフルなボーカルと美しい合唱が聴くものの心をゆさぶる、そんな音楽だ。

今夜はニューヨークのハーレムからやって来た「グローリー・ゴスペル・シンガーズ」という男女10人のメンバーがうたう。
バックバンドはキーボードとドラムとベースだけのシンプルなもの。
一人ひとりの声が楽器のようなものだから、こんな構成で十分なのである。
バンドによる長めのイントロのあと、メンバーがステージにあらわれた。
リーダーのような女性が「コニチハ・オーサカ!」とあいさつすると、会場から大きな歓声と拍手が起こる。
1曲目からすでにスタンディングだ。

アップテンポの曲のあと、しっとりと「Amazing Grace」を聴かせる。
つきぬけるような高音がわたしの心に響きわたると、
「ああ、今年も1年間大病せずに過ごすことができました。神様ありがとうございます」
などと、信者ではないわたしでもなにか神の恵みをもらって導かれているような気持ちになった。
ゴスペルというのは迷える人間に安らぎと勇気をあたえる音楽なんだな。
ライブは休憩をはさんでたっぷり2時間、彼女たちの美しい歌声を聴くことができた。
仕事でたまった疲れが癒され、心が浄化された気がする。

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