2日目:聖平小屋 聖岳ピストン (標高差836m、約7km、6.5時間)
夜半シャワーのような雨が2~3度降った。
3:00 外へ出ると、空は「盛夏満点の★
だった」
聖平小屋のトイレは外にある(
不便だが水洗、
きれいだ)
4:30 朝食 menu はこれに汁が付く(御飯はもちろんおかわり自由)
5:20 合羽着用で遅いスタート、予定は聖岳ピストンだけなので”
ユルユル だ。
上河内岳分岐を過ぎると、お花畑のユッタリした登り、花はまだ寝ているようだ、足元は緩い。
5:50 薊畑、易老渡(長野県飯田市)への分岐、雨はないが、霧が出ている
マルバタケブキの目立つ斜面、ダラダラ上ると、晴れてきた。
雲が動いて、小聖岳が見える、合羽を外した。
(T﨑さんは少し遅れ気味、よく
寝ていたし、
もお酒も飲んでいたので
復調かと思っていたが)
シナノオトギリ
6:30 森林限界を越えて、小聖岳へのザレ場の登山道を臨む
小聖岳
聖(前)岳
朝日を正面に歩く、富士山が姿を現す
6:45 小聖岳:2262m(正面は聖岳)
タカネツメクサ
小聖岳~ヤセ尾根を行く
イワギキョウ
イワベンケイ
聖岳への鞍部からの富士山(手前は聖岳東尾根=冬季ルート)
7:00 聖岳取付き、ワンピッチ20〜30分で行く予定
イワチンチン
南岳~上河内岳の 眺望
萎える気持ち、尻を押し、激励の言葉をかけながら・・・・何とか
8:00 (前)聖岳へ ⇒3000m峰21座達成!!!!!
青空、赤石岳~大沢岳~兎岳まで続く眺望も見事でした。
(2012年9月に来た時はガスで何も見えず)
赤石岳
天空の稜線を歩いて奥聖岳まで 往復、お花畑を楽しんできました。
タカネシオガマ
富士山が噴
火???
チングルマ、地衣類も
8:30 奥聖岳(雷鳥も映っていました)
稜線で雷鳥を何羽か見ました。
(雷鳥はもともと寒い国に棲む、世界最南端の雷鳥だそうです)
聖岳東尾根の山、手前が東聖岳:2800m、奥が白蓬ノ頭:2632m
聖岳です
ミネズオウ
中央は大沢岳:2819m、右側の急峻な鞍部に百軒洞がある
:南アルプスの話
南アルプスは、地殻変動で海底が隆起し今の姿がある。
(赤石岳の由来となった赤石は、「チャート」と云われ、海のプランクトンの塊が、その証左だ)
1年間で約4mm、コツコツと100万年以上かけた結果だ。
(北岳が富士山を抜いて最高峰になるには約15万年経てば
可能な数字だ)
急速に隆起した山だから急な斜面で、不安定で崩れやすい。
降水量も多い、多くのが川の流れを急にするから、深いV字形の谷を作る。
【南アルプスの大自然パンフより】
シコタンソウ
9:00 聖岳を後に下山
イワオウギ
タカネヨモギ
シコタンハコベ(花)
ミヤママンネングサ
9:30 小聖岳通過
イブキジャコウソウ
セリバシオガマ
マツムシソウ
11:20 薊平へ戻ってきました。
センジュガンビ
上河内岳:2830m分岐
11:50 聖平小屋へ無事生還
弁当とフルーツポンチで一息いれた。
連泊の夕食は「鰻の蒲焼き」がついてました。
*
前回の聖岳は9月初め、高山植物はあまりなかった。
タカネビランジが岩場に咲いているのが印象に残った。
これほど多くの高山植物に逢えるとは、うれしい誤算だった。
**
8月1日 聖平小屋 ⇒ 聖沢登山口 白樺荘
静岡駅
4:50 聖平小屋を発つ、歩程は5時間、余裕を持って。
(聖沢登山口10:00発 ⇒白樺荘行のバスに間に合うように)
今日も晴れそうだ。
沢沿いのお花畑に、笊ケ岳:2629m(二百名山)
フキ
吊り橋、T﨑さん今日は元気だ(もともと下りは
強い)
7:10 造林小屋跡~聖沢吊橋に下る(疲労が顕著になった登り)
マシュマロ?
マルバタケブキ
9:00 聖沢登山口着。(所要時間4時間弱)
「下山届」を出して、10:00まで時間をつぶした。
井川観光送迎バス(山小屋泊を条件に無料)で白樺荘に
お風呂に入って・・・・。
昼食(カツカレー)を食べて・・・・。
ビールを飲んで・・・・・。
14:35発 静鉄バスで静岡駅へ(山中で大雨に降られた)
新幹線で
帰途に着いた。