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茨城県の関東百名山「吾国山」を登ってきました。
JR常磐線岩間駅から「愛宕山~難台山~吾国山」と歩き
JR水戸線福原駅へ出る、約15.5kmのロングコースでした。
:まだ蕾もない
9:20 岩間駅前の桜、桜前線未だ北上ですか?
:土筆です
舗装道路際の草地に咲いていました。
9:50 愛宕神社の参道:357の石段を登ると・・・
愛宕神社 飯綱神社(愛宕山)
:石尊(後ろは石の祠)
愛宕神社の天狗伝説:愛宕山、筑波山、加波山と並んで、天狗の修験道場の一つだった。
ここに人の大小天狗が住み羽団扇を持って雲に乗り、大空を矢よりも早く
飛び妖魔を
打ち払い、厳しい修行で身につけた術によって重い病人を救ったり、天候を予知して作物の
豊凶を占ったりして、人々を助けていたという。飯綱神社の裏側に「十三天狗の祠」と言われる
十三個の石の祠や、天狗の修行の地と言われる石尊(写真)が残っている。
・・・・・現世にも天狗(山人)がいたら、と思うのは自分だけではないだろう・・・・?
:下界の景色
10:00 天狗も見たであろう、下界の状況。気温が高い分霞んでいる。
愛宕神社を降り、駐車場へ。大きな鳥居が神社の”栄華”を象徴している。
:吾国愛宕ハイキングコース入口
10:20 乗越峠を過ぎ、ハイキングコース入口へ、標識は充実している。
広い道、ナラ・サクラ・アカシデの灌木類、アオキ(地球温暖化の象徴?)も多い
10:30 南山展望台へ。 左)筑波山 右)関東平野の眺望
:花がない
ここまで出てきた花はスミレよミヤマエンレイソウのみ。
:団子石峠の看板(
わかり易い)
11:20 南山展望台から標高差で約50m下り団子石峠へ、バイクの音が五月蝿い。
:団子石
団子石峠から登るとすぐ団子石に、その意味がよくわからない。
ただこの辺りは石切り場があったので、岩が出てくる。
こんな急登が続く。 伐採地から撮った愛宕神社(山)右側のピーク
:団子山
:大福山
団子峠から 団子山・大福山と続く、登りがきつかった。(標高差100mを10分で登る)
:屏風岩
高さは5m程度、他の屏風岩とは比較にならない。
12:00 難台山(553m)頂、西側に眺望がある、昼食。行程を半分消化したか。
難台山面白い名前だ、少し調べてみた。日本山名辞典には(男体山、羽梨山、御岳)とも書かれている。
国有林の看板も「男体山国有林」となっていた。山頂にある祠は御岳神社のものだと記載されている。
近くに難題城跡があるから昔からこの名で呼ばれていたのだろう。
こんな文章を見つけた。江戸時代「南台丈」とも呼ばれていたことが、平田篤胤(国学者)が書いた
「仙境異聞」で”寅吉が天狗に連れてこられ、最初に降り立った山”でもあると紹介されている。
またしても天狗の登場。男体山ではなく、難台山が正解という結論に達した。
難台山から道祖神峠までは標高差250mを下る。階段も設置されている。
13:00道祖神峠へ、再び舗装道路を歩き、最後の登りへ。
:狭き門
洗心館の門「狭き門」とある。アンドレ・ジイドかと思ったら、キリストの言葉だった。
【狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者おほし】
善良で真実の門を通る事の勧めであり、それから外れた邪道に行く事は、滅びの道に入る
ことだと諭している。 ・・・深い。
:吾国山登山口
ここから最後の登り、休むことなく標高差170mを15分で登ると・・・
13:15吾国山頂、一等三角点にもかかわらず、山頂の標示は手づくりだった。
筑波山・加波山 燕山・雨引山
難台山 山頂下にあった「三十三丁」と読める
ここからはカタクリ群生地、笠間市定文化財、その面積は9,314m2とある。
ではごゆっくりご覧ください。
カタクリだけで50枚は撮ったろうか、この規模で咲いているのは他にはないだろう。
JR水戸線は1本/30分、急ぎ下る。
山頂に伊勢神宮の社があった、十丁目にあった伊勢神宮への鳥居。
踊り子草
仏の座
15:45 福原駅にゴール、15:05小山行きで小山へ、湘南新宿ラインで帰宅に着いた。
:
今日のパートナーです
(今日の行程:累積登り標高差683m、約15.5km、5時間20分)
9:25岩間駅 ⇒10:00~10:15愛宕神社 ⇒10:55南山展望台 ⇒11:20団子石峠
⇒11:35団子山 ⇒11:40大福山 ⇒11:50屏風岩 ⇒12:00~12:15難台山頂
⇒12:50道祖神峠 ⇒13:15~13:35吾国山頂 ⇒14:45福原駅
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